ジャパネット創業者の高田明氏、番組最終出演 「しゃべり続けた人生」

 通信販売大手、ジャパネットたかた(長崎県佐世保市)の創業者で前社長の高田明氏(67)が15日、テレビショッピングに最終出演し、スタジオで開いた記者会見で「しゃべり続けた人生だった。退陣に悔いなし」と、心境を語った。今後はBS番組に年数回出演し、各地の地場産品を紹介する。

 高田氏は、この日の生放送も独特の甲高い声で家電製品を紹介した。会見では「情報弱者に口八丁手八丁で売っている」と世間から自身の販売手法に批判もあったと振り返り、そうした意見は謙虚に受け止めてきたと強調。「前を向いて歩いてきた人生だから、やり残したことはない」と語った。

 昨年1月に長男の旭人氏(36)に社長を引き継ぎ、出演に専念。後進の指導に道筋が付いたとして、15日限りで出演も終えることにした。

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