最難関の最終ダンジョン“フェイの最終問題”に生挑戦!
2012年11月18日、東京・六本木にあるニコファーレにおいて、ユーザー参加型ゲームイベント第1回“ニコニコゲームマスター”が開催された。
“ニコニコゲームマスター”とは、ニコニコ動画・ニコニコ生放送ともに最大のユーザー数を抱えるカテゴリー“ゲーム”をテーマにした、ゲームイベントの祭典。記念すべき第1回は「ニコニコゲームマスター with 風来のシレン RTA」と題して、ダンジョンRPG『不思議なダンジョン2 風来のシレン』のRTA(リアルタイムアタック)に挑む。
本大会のWEB予選は、11月3日より行われており、ユーザーは独自にニコニコ生放送を配信しながら『不思議のダンジョン2 風来のシレン』を一斉にプレイ。“テーブルマウンテン”のクリアータイムによって、本戦進出者が決定する。このWEB予選には162件の応募があり、勝ち抜いたのは以下の8名。
1位 IKAN[広島] 予選タイム 21分39秒
2位 すいれん[和歌山] 予選タイム 22分44秒
3位 ユリウス[茨城] 予選タイム 22分49秒
4位 はのん[千葉] 予選タイム 24分52秒
5位 あると[京都] 予選タイム 28分11秒
5位 プロナ[兵庫] 予選タイム 28分11秒
7位 お ん¥[埼玉] 予選タイム 28分13秒
8位 はばげる[秋田] 予選タイム 28分31秒
この日、ニコファーレに集結した本選出場者8人は、4人ずつの準決勝(“食神のほこら”と“掛軸裏の洞窟”)を行い、それぞれの上位2名が決勝に進んだ。その決勝では、本作の最難関ステージである“フェイの最終問題”(なんとフロア数は99F)に挑む。ふつうにクリアーするだけでも難しい最終ダンジョンを舞台に、シレン史上、最速の男を決める戦いが開始された。
“フェイの最終問題”はほとんどのアイテムが未識別状態で登場するため、本作の知識と経験が重要になるだけでなく、有効なアイテムが出現するかは運の要素が大きい。しかもタイムアタックの性格上、レベルを上げたり、装備を強化することに時間をかけすぎることもできない。強運に恵まれ、なおかつピンチを乗り切るテクニックを身につけていることが欠かせないが、さすがは決勝進出者、状況に応じて最善の手を瞬時に(これはタイムアタックなのだ)選択しながら99Fを目指してひた進む。
それでも最終ダンジョンの難度は高く、中盤で力尽きるシレンが続出する。つぎのフロアに下りた瞬間にモンスターハウスだったり、いつまでたってもおにぎりが登場しなかったり……。
接戦が予想された決勝だったが、スタートから1時間を過ぎたあたりから、お ん¥選手の安定感が際立ってくる。復活の草や一時しのぎの杖など、有効なアイテムがどんどん手に入るようになり独走状態に。あまりに安定していため、観覧者やMCから「壺割れろ」「復活の草、食べて」「失敗してほしい」「装備外してみて」などと野次られながらも、終盤になるにつれて一気にペースアップ。2時間6分31秒のタイムで“フェイの最終問題”を見事制覇した。