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兵庫経済に精通 関学大大学院の佐竹隆幸教授死去

2020.09.25
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佐竹隆幸氏(2019年2月撮影)

佐竹隆幸氏(2019年2月撮影)

 兵庫県経済に詳しく、行政や経済団体の要職を務めた関西学院大専門職大学院教授の佐竹隆幸(さたけ・たかゆき)氏が23日午後、がんのため西宮市内の病院で死去した。59歳。大阪府出身。葬儀・告別式は近親者で執り行った。喪主は妻久美子(くみこ)さん。

 1960年生まれ。経営学が専門で、中小企業や産業構造、地域振興の研究を重ねた。兵庫県立大教授を経て、2016年から関学大専門職大学院経営戦略研究科教授を務めていた。

 学外でも、兵庫県中小企業家同友会顧問、県参与、日本中小企業学会会長(いずれも現職)など活動の場を広げた。県内自治体の審議会メンバーにも入り、活性化への提言を続けた。著書は「中小企業存立論」など多数。テレビやラジオのコメンテーターとしても親しまれた。