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鈴木(中部大=多工高出)が中日と契約

2004/11/28 09:42

仮契約を終え、祝福を受ける鈴木義広投手(左から3番目)。左端から父・徳さん、中原スカウト、鈴木投手、母・保子さん=満濃町内
仮契約を終え、祝福を受ける鈴木義広投手(左から3番目)。左端から父・徳さん、中原スカウト、鈴木投手、母・保子さん=満濃町内

 中日がドラフト5巡目で指名した多工高出身で中部大の鈴木義広投手(21)=188センチ、85キロ、右投げ右打ち=の入団が27日、決まった。満濃町の自宅で中原勇一スカウトと交渉し、契約金は6000万円で年棒は1000万円で仮契約。背番号は未定。入団発表は12月14日、名古屋市内で行われる。

 中原スカウトが父・徳さん(50)、母・保子さん(46)に指名あいさつをした後、鈴木投手を交えて会談。契約を終えた鈴木投手は「やっとプロの土俵に立てる、という実感が沸いてきた」と笑顔を見せながら、「一日でも早く一軍のマウンドに立ちたい」と力強く豊富を語った。

 中原スカウトは「早い時期(大学1年)から注目していた。体も丈夫そうだ」と指名に至った経緯を説明し、「もちろん即戦力として期待している。落合英二投手のように先発、抑えなど、どこでもいける」と期待。

 鈴木投手は小学2年から野球を始め、満濃中を経て多工高では2年春、夏の県大会で8強入り。中部大進学後、1年春から愛知大学リーグのマウンドに立ち3勝を挙げ、新人賞を獲得。2年春には無安打無得点試合を達成し、最優秀防御率をマークした。右横手から投げる最速149キロの直球が武器。

力で勝負したい
 鈴木義広投手の話
 目標は開幕一軍。まずはプロでやっていける体づくり。今以上にしっかりとトレーニングに励み、足腰を鍛えてキャンプに備えたい。マウンドでは、気持ちの入った直球で力と力の勝負をしたい。

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