アカアシカツオドリの集団繁殖を初確認 南硫黄島
東京都は12日、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の南硫黄島で、希少な海鳥「アカアシカツオドリ」の集団繁殖を国内で初めて確認したと発表した。
アカアシカツオドリは太平洋などの熱帯・亜熱帯の島しょ部に生息。環境省のレッドリストで近い将来絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に分類されている。
人が立ち入れない崖の上をドローン(小型無人機)で空撮した。調査に加わった森林総合研究所の川上和人主任研究員は「小笠原諸島の生態系を研究する上で貴重な発見だ」と評価している。