死亡の劇団員へのパワハラ、宝塚歌劇団側が認める…遺族とは一部見解の相違も

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 宝塚歌劇団の そら 組に所属する女性(25)が死亡した問題で、歌劇団側が、パワーハラスメントがあったことを認め、遺族側に伝えていたことが、関係者への取材でわかった。

宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)
宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)

 女性は昨年9月に死亡。同11月に公表された歌劇団側の弁護士による調査報告書では、長時間の活動などによる心理的負荷を認める一方、上級生らによるパワハラは確認できなかったとしていた。遺族側は反発し、暴言や 叱責しっせき など15件のパワハラ行為があったとする意見書を同12月に歌劇団側に提出していた。

 関係者によると、歌劇団側は、上級生らへの聞き取りなどを進めた結果、15件のうち一部について、行き過ぎた言動があり、パワハラにあたると判断。遺族側にその見解を伝えたという。一方で、他の行為について、遺族側と見解の違いがあるといい、協議を続けていくという。

 この問題では歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社、阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長が、管理責任を認め、遺族に謝罪する意向を示している。

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5067132 0 社会 2024/02/23 01:12:00 2024/02/23 01:34:01 2024/02/23 01:34:01 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/02/20240223-OYT1I50010-T.jpg?type=thumbnail

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