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中ロなど極東で大規模演習 日米対抗へインド引き込み

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【北京=羽田野主】ロシアや中国などは1~7日まで極東地域で大規模な合同軍事演習「ボストーク2022」を実施する。軍事協力を拡大し、アジア太平洋地域で軍事・政治的影響力を広げる日米に対抗する。今回はインドを初めて引き込み、日米豪印の首脳や外相らが経済や安全保障を協議する「Quad(クアッド)」を切り崩そうとしている。

「ボストーク(東)」と呼ぶ軍事演習は2010年から4年ごとに実施しており、今回は18年以来となる。中ロ印のほか、ベラルーシ、タジキスタンなど少なくとも12カ国が参加し、参加国数はこれまでで最多になる見通しだ。

アジア太平洋だけでなく、ウクライナ危機やアフガニスタン情勢などユーラシア全体を視野に入れた軍事演習であることをうかがわせる。

ロシア国防省によると、兵士の参加総数は5万人以上で、艦艇や軍用機を含めて5千以上の武器が使われる。中国人民解放軍から陸海空合わせて2千人あまりの兵士が参加する。兵力は前回の約30万人より小規模になる。ロシアが2月に軍事侵攻を始めたウクライナに、極東を含む東部軍管区からも兵力を投じていることが影響した可能性がある。

演習場は極東地域の陸上7カ所と、オホーツク海と日本海の2つの海域で、日本海の北部と中部での演習には中国人民解放軍の海軍も参加する。ロシア国防省は8月29日、今回の軍事演習の目的に関し「東方と極東海域での攻撃を撃退する」と述べた。

陸上の演習場には日本の北方領土である国後島と択捉島の2カ所が含まれており、日本政府は反発し、警戒を強めている。ロシアは3月、ウクライナ侵攻を巡って、北方領土問題を含む平和条約交渉の打ち切りを一方的に宣言した。

中ロの軍事協力の強化には、米国が英国、オーストラリアと安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を、日豪印とは「Quad(クアッド)」を推進していることに対抗する狙いがある。ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は8月19日、「それらの活動は原則的に反中国、反ロシアだ」と批判した。

「ボストーク2022」にインドを引き込んだのも、クアッドをけん制する狙いが見える。一方、インドには、中国の過度なロシア接近を防ぐ思惑がある。印中は20年5月から国境係争地で衝突し、外交上の最大の脅威となっているからだ。

2回連続の参加となる中国の習近平(シー・ジンピン)指導部はウクライナ危機を巡りロシアに軍事支援はしない方針を示しつつも、中ロの軍事連携を加速させようとしている。念頭には将来の台湾統一がある。

中国は日米が「台湾海峡の平和と安定」を唱えるたびに「内政干渉だ」と激しく反発してきた。8月上旬にペロシ米下院議長が台湾を訪問した際には台湾周辺で大規模な軍事演習に踏みきった。台湾侵攻時に米軍と自衛隊がどのように介入するのか最大限の警戒をしている。

米ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は30日、インドなどの軍事演習参加について「懸念している」と述べた。

中国には「ボストーク」でロシアとの軍事的な結びつきをさらに強め、日米同盟への対抗力を上げる狙いがあるとみられる。中国が初めて参加した18年以降、中ロは日本周辺で共同で爆撃機を飛行したり、艦艇を航行したりするようになった。

中国国防省は「ボストーク」に参加する狙いについて「安全保障上のさまざまな脅威に対応する能力を高めることが目的だ」と説明する。

中国共産党系メディアの環球時報(英語版)は19日付で「中ロの緊密な結びつきは米国の覇権に対抗し、世界の安定性を守るために重要だ」と主張する専門家のコメントを掲載した。台湾情勢やウクライナ危機を巡り、中ロの強権的陣営と日米欧の民主主義陣営の対立が激しさを増している。

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