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検索結果 9,334 件

  • タンパク質の電荷を実感する学生実験の一工夫:リゾチームのイオン交換クロマトグラフィーと中村効果

    今村 比呂志, 神村 麻友, 川瀬 雅也 生物工学会誌 102 (2), 67-75, 2024-02-25

    ...<p>イオン交換クロマトグラフィーはタンパク質を電荷の違いで分離する方法であり,タンパク質の取り扱い方や精製の基本を理解するのに適した教材として,学生実験によく採用されている.筆者らの長浜バイオ大学では二年次に,陽イオン交換クロマトグラフィーにより,三種類のタンパク質混合溶液からリゾチームを分離し,280 nmの吸光度,溶菌活性を用いて分離の様子を確認した後,SDS-PAGEによる分子量の測定からリゾチーム...

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  • 新規変異を伴う家族性protein S欠損症

    佐野 智紀, 千種 恭輔, 宇佐美 真奈, 服部 由香, 久村 千津世, 永春 圭規, 山本 美和 医学検査 73 (1), 142-146, 2024-01-25

    ...プロテインS(protein S; PS)は分子量84,000のビタミンK依存性の凝固関連タンパク質の一つで,肝臓で産生される。血中では40%が遊離型,60%がC4b-binding protein(C4BP)との複合体として存在している。PS欠損症は邦人を含めアジア人種において頻度が高い疾患である。今回我々は新規の<i>PROS1</i>遺伝子変異を検出した患者を経験したため報告する。...

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  • セルロースナノファイバー(CNF)/PP複合材料の開発

    青木 憲治 Oleoscience 24 (5), 205-210, 2024

    ...当研究室では,ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFRPP)やウッドプラスチック(WPC)等PP系複合材料に相溶化剤として添加される無水マレイン酸変性ポリプロピレン(MAPP)に注目し,MAPPのグラフト率,分子量を調製することにより,CNFに適したMAPPを用いたCNFマスターバッチの開発を行ってきた。...

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  • <i>Lactobacillus gasseri</i>が生産するバクテリオシンおよびBLISの特性とその長期保存性

    高 升, 脇本 彩加, 原田 悠輝, 内藤 豪, 廣田 琴美, 田島 遥希, 石渡 深聖, 高橋 礼実, 井上 雄大, 岡井 里夏, 齋藤 美佑, 杉山 蓮, 森 文英, 井戸 響太, 小暮 彰太, 田邉 智也, 中山 詠文, 松本 典, 吉田 朱里, 淺野 萌々花, 今西 一果, 齋藤 朱音, 徳永 葵, 納谷 遥南, 福田 康成, 渡邉 莉帆, 石井 克海, 加山 航平, 木村 柊吾, 西村 栄実花, 日髙 美月, 川井 泰 ミルクサイエンス 73 (1), 11-20, 2024

    ...その結果,3種の抗菌物質は供試プロテアーゼにより失活し,SDS-PAGE後の<i>in situ</i>抗菌活性測定によりガセリシンと分子量が異なるペプチド(バクテリオシン様抗菌物質:BLIS)であると推定された。また,全BLISは広域なpH安定性と,121℃, 15 minの条件でも活性が残存する耐熱性を有していた。...

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  • がん終末期に低血糖による意識障害を発症した再発脳腫瘍の1例

    長谷川 拓也, 田橋 賢久, 坂本 憲広, 新地 啓子, 徳永 有理, 田村 信司, 伊藤 則幸 Palliative Care Research 19 (1), 53-57, 2024

    ...【考察】NICTHはインスリン様物質(大分子量insulin-like growth factor (IGF-)II)が腫瘍から過剰分泌されることが原因と考えられている.低血糖は徐々に進行することから,前駆症状なく意識障害が出現することがある.意識混濁,せん妄などがあり,巨大腫瘍を有する症例では,NICTHによる意識障害も鑑別診断に入れる必要がある.</p>...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • 赤外分光法を用いた重質炭化水素の平均分子構造パラメーターの推算

    麓 恵里, 佐藤 信也, 森本 正人 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (6), 231-237, 2023-11-01

    ...モデルの決定には,元素分析,平均分子量,核磁気共鳴(NMR)スペクトルを用いる。しかし,実験室規模の研究ではNMR測定に必要な量の試料を確保できないことがめずらしくない。また,溶媒に不溶な試料が少なくない。そこで,NMRの代替法として,赤外分光(IR)スペクトルを用いた重質炭化水素の平均分子構造パラメーターの推算法を開発した。IRでは1~2 mgのわずかな量の試料や溶媒に不溶な試料を測定できる。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献13件

  • 光老化皮膚および骨粗鬆症モデル動物への基原の異なるコラーゲン加水分解物の投与効果

    王 璐瑤, 細川 茉佑子, 望月 萌恵, 宮田 真路, 稲田 全規, 野村 義宏 Functional Food Research 19 (0), 73-83, 2023-10-12

    ...<p>機能性食品として用いられているコラーゲン加水分解物(CH)は,ブタ皮,魚鱗および魚皮が大半を占めている.その摂取効果を比較したものがなく,本研究では,紫外線暴露により誘導した光老化および卵巣摘出した骨粗鬆症モデルを用いた摂取効果の違いを明らかにすることを目的とした.分子量2000 前後のブタ皮,魚鱗および魚皮由来CH のアミノ酸組成は,Pro, Hyp 含量が異なる.構成オリゴペプチド組成は,...

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  • 統計解析を駆使した生物活性物質の探索法

    村上 一馬 Functional Food Research 19 (0), 28-33, 2023-10-12

    ...いた.植物18 種に由来する部位の異なる生薬46 種を選抜し,Aβ42 の凝集能に与える影かこうかよう響をチオフラビンT 蛍光法によって調べた.その結果,ハス由来の5 つの生薬[荷梗(葉柄),荷葉 れんすれんぼう ,藕節(根節),蓮鬚(雄蕊),蓮 房(果托)]が,それぞれ強度が異なる阻害活性を示した.こ れらの抽出液をLC-MS 分析し,主成分分析を行い,化合物バンクのデータベースから化合物の極性や分子量...

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  • ポリグリセリン構造を母骨格とした多官能アクリレートを用いた機能性コーティング

    宮路 由紀子, 野口 友華, 川畑 志織, 松川 公洋 ネットワークポリマー論文集 44 (5), 204-211, 2023-09-10

    ...ポリグリセリンは,分子内に多数のエーテル結合を含む多価アルコールであることから,高分子量であっても液状を保ち,親水性にも優れるといった特長を有し,汎用の多官能アクリレートの母骨格に用いられてきた多価アルコールと性状が異なる。そのため,ポリグリセリン系アクリレートは,既知の多官能アクリレートとは特性が異なるネットワークを形成すると考えられ,特に,柔軟性や親水性に特長を見出せる可能性がある。...

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  • 広範な温度条件下での褐炭ガス化により生成するタール成分のGC/MSおよびFD-MS組合せ解析

    村上 高広 Journal of the Japan Petroleum Institute 66 (5), 133-141, 2023-09-01

    ...タール成分を広範な分子量において明らかにするため,ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)に加え電界脱離質量分析(FD-MS)を組み合わせて分析すると,1123 Kで得られた主なタール成分は,置換基のない多環芳香族炭化水素(PAHs)であり,24と26の分子量間隔でピークが観測された。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献16件

  • 【総説:応用糖質科学シンポジウム】環状四糖水飴の開発とその物性評価および生理機能評価について

    角田 省二, 内田 幸信, 渋谷 大輔, 内田 智子, 溝手 晶子, 大倉 隆則, 橋本 貴治, 川島 晶, 杉本 真智子, 安田 亜希子, 三皷 仁志, 牛尾 慎平, 山本 晃隆 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 13 (2), 103-109, 2023-08-20

    ...スケールで製造する製法を確立した.CNNは各種微生物酵素や<i>in vitro</i>消化性試験で分解されないことから低分子の水溶性食物繊維素材として注目していたが,製造効率が低い課題があった.一方,CNNを主成分とする水飴は粘度や水分活性が高く物性面に課題があった.そこで食品応用しやすいCNN水飴の開発に取り組み,低粘度かつ水分活性が低い食物繊維素材としての実用的な製法を確立した.このCNN水飴は分子量...

    DOI Web Site 参考文献10件

  • 酸塩基有機触媒による構造制御ポリ乳酸の 精密合成と工業材料への展開

    門多 丈治 ネットワークポリマー論文集 44 (4), 192-199, 2023-07-10

    ...溶液重合,バルク重合ともに可能であり,モノマー/開始剤比から計算される理論値通りの分子量の“精密ポリ乳酸”を,実用性のある高重合度のものまで定量的に得ることができる。さらに,用いる開始剤によって,直鎖および任意の分岐構造の導入,開始・停止両末端基の修飾,ブロック共重合化まで,従来になく正確かつ任意に構造を制御した様々なポリマー設計が可能になる 。...

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  • 哺乳類HSP40の発見の経緯とその後の進展

    大塚 健三 Thermal Medicine 39 (2), 3-19, 2023-06-30

    ...<p>1990年に,哺乳類の新規な熱ショックタンパク質として分子量約40 kDaのHSP40が見出された.その後,HSP40の部分的アミノ酸配列およびcDNAのクローニングにより,HSP40はバクテリアDnaJの相同体であることが判明した.HSP40はHSP70のコシャペロンとしてタンパク質の折りたたみや,熱によるタンパク質の変性を防ぐとともに熱で変性したタンパク質の回復の促進に関与していることがわかってきた...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献30件

  • ユーカリのフィトエン不飽和化酵素遺伝子のゲノム編集

    西口 満, 田原 恒, 遠藤 真咲 日本森林学会大会発表データベース 134 (0), 430-, 2023-05-30

    ...その耐性機構にはアルミニウムと結合する高分子量の加水分解性タンニンが関与しているが、タンニン合成遺伝子についての情報は少なく、候補遺伝子の単離と機能解明が重要である。本研究では、ユーカリの遺伝子機能を解明する方法の一つとして、ゲノム編集技術の開発に着手した。モデル標的遺伝子として<i>E. camaldulensis</i>のフィトエン不飽和化酵素(<i>PDS3</i>)遺伝子を選択した。...

    DOI

  • 本邦の医療環境に適合したnon-biological人工肝補助療法の成立と現在の問題点

    井上 和明 日本消化器病学会雑誌 120 (5), 393-402, 2023-05-10

    ...<p>急性肝不全に対する最も信頼性の高い治療は肝移植である.Non-biologicalな人工肝補助療法は,脳死臓器提供が極めて少ない医療環境で高い昏睡覚醒能力と長期間患者を安定した状態で維持し得る能力を求められ発展成立した,日本独自の治療法である.血液透析濾過は昏睡覚醒能力の低い血漿交換の欠点を補い,水溶性の小分子量物質が脳浮腫に関与し,中分子量物質が肝性昏睡に関与するとの想定のもと,透水性の高い...

    DOI PubMed

  • 統合失調症の治療を目指した血管作動性腸管ペプチド受容体2(VIPR2)アンタゴニストペプチドの開発

    吾郷 由希夫, 浅野 智志, 坂元 孝太郎 日本薬理学雑誌 158 (3), 242-245, 2023-05-01

    ...アンタゴニストペプチドVIpep-3が見いだされた.しかしながら,同ペプチドは天然アミノ酸で構成されているため,プロテアーゼによる分解の懸念があった.我々は,既存のVIP/VIPR1の複合体モデル,VIPR2の細胞外ドメイン構造,VIPのC末端構造などの情報を参考にして,VIpep-3の最適化を試みた.得られたペプチドの一つであるKS-133(MW=1558.8)は,VIpep-3(MW=1941.1)よりも分子量...

    DOI Web Site PubMed 参考文献12件

  • UF膜モジュールを用いたイシクラゲ由来フィコビリタンパク質の濃縮の予測

    日種 隆敬, 出村 幹英, 森貞 真太郎, 大渡 啓介, 川喜田 英孝 日本食品工学会誌 24 (1), 19-28, 2023-03-15

    ...<p>フィコビリタンパク質(PB)はシアノバクテリアが生成するタンパク質であり,発がん性などの効果から医薬品としての機能が研究されている.本研究では,イシクラゲ(<i>Nostoc</i> <i>commune</i>)由来のPBを分離・回収するために,分画分子量の異なる限外濾過膜モジュール(150 kDa, 30 kDa and 10 kDa)を用いた.0.07 MPaで10 kDaの分子量分画の...

    DOI Web Site Web Site 参考文献26件

  • 架橋剤(硬化剤)

    中山 雍晴 色材協会誌 96 (2), 58-63, 2023-02-20

    ...塗膜性能を高めるためには塗膜状態での架橋反応による分子量増加が必須である。本稿では,この架橋反応のために添加される塗料用架橋剤に関する基礎的な知見と現在の進展状態を解説する。</p>...

    DOI Web Site 参考文献43件

  • 予防・臨床医学理論と実践体系におけるアレルギー・免疫毒性制御:1.職業アレルギーとイソシアネート喘息

    日本産業衛生学会アレルギー免疫毒性研究会, 土橋 邦生, 吉田 貴彦, 森本 泰夫, 上田 厚, 伊藤 俊弘, 和田 裕雄, 香山 不二雄, 佐藤 一博, 佐藤 実, 柴田 英治, 菅沼 成文, 竹下 達也, 角田 正史, 西村 泰光, 柳澤 裕之, 李 卿 産業衛生学雑誌 65 (1), 1-8, 2023-01-20

    ...について未知の物質が利用され,あるいは感作性を持つ既存の物質が新たな用途に供されることによるアレルギーが問題となり始めている.例えば,イソシアネートは,NCO基を有する化合物の総称であり,以前より職域における刺激性や喘息様症状等の健康障害が問題として認識されていたが,近年,イソシアネートの用途拡大により日常生活の場でのアレルゲンとしてイソシアネート喘息の原因となることが明らかになりつつある.一般に低分子量化合物...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献9件

  • カブリビ<sub>®</sub>注射用10mg

    神永 誠 ファルマシア 59 (5), 419-421, 2023

    ...血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura: TTP)は微小血管内に血小板血栓が形成され,血小板減少,臓器障害,溶血性貧血等を呈する指定難病である.後天性TTPは,自己抗体によりADAMTS13の活性が著減することで発症する.ADAMTS13はvon Willebrand factor(VWF)切断酵素であり,その活性低下により蓄積した超高分子量...

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  • 統合失調症のゲノム解析に基づく創薬への挑戦

    山田 清文 日本薬理学会年会要旨集 97 (0), 2-B-SL11-, 2023

    ...具体的には、日本人患者を対象としたゲノム解析の結果、病態パスウェイの一つとして低分子量Gタンパク質シグナルが示唆されている。我々は、統合失調症の発症に強く関与するARHGAP10遺伝子バリアントを同定し、このバリアントを模したArhgap10遺伝子改変マウスを作製・解析した。...

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  • 水道原水とMBR槽内水から回収したバイオポリマーの膜ファウリングポテンシャルの比較

    水落 望乃香, 山本 祐士朗, 小野 順也, 羽深 昭, 木村 克輝 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> 膜ろ過を用いた浄水処理・下水処理において,高分子量親水性有機物であるバイオポリマー画分が膜ファウリングの発生に強く関与することが示されている.これまでに浄水処理と下水処理におけるバイオポリマーの詳細な比較は行われておらず,その違いはほとんど明らかになっていない.本研究では異なる時期に水道原水とMBR槽内水からバイオポリマーを回収・精製し,それぞれのバイオポリマー試料の膜ファウリングポテンシャル...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • 肺内薬物動態試験の新展開

    古家 英寿 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S17-1-, 2023

    ...脳血液関門は、分子量が小さく、脂溶性の高い薬ほどを通過しやすいことがしられている。</p><p>ヒトの肺には、肺胞と毛細血管の間に空気血液関門がある。そこでは毛細血管中の二酸化炭素が肺胞に移行し、肺胞中の酸素が毛細血管に移行する呼吸が行われている。肺で働く薬物の分布にも、この空気血液関門が影響している。...

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  • 透過試験による薬物胆汁中排泄評価が可能なヒト肝細胞培養手法の構築

    荒川 大, 中園 優也, 玉井 郁巳 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), OS3-4-, 2023

    ...<p>薬物の主要な消失経路の一つである胆汁中排泄過程は、近年合成される医薬品候補化合物の分子量の増大およびP450系薬物代謝酵素による代謝反応回避のため、評価の重要性が高まっている。薬物及び胆汁酸などの胆汁中排泄は、肝細胞の胆管側膜に局在するトランスポーターを介する。...

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  • モデル動物体内動態情報から考えるサリドマイド類のヒト精漿への移行

    山崎 浩史, 清水 万紀子 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S13-3-, 2023

    ...細胞膜を複数回透過する血液側から臓器側への物質移動は、薬物の物性値、すなわち分子量、脂溶性、イオン型分率を規定する酸解離定数など、化学構造に依存する受動的拡散をベースに、能動的な取り込みや汲み出し機構が加わることがある。...

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  • 新規TNF阻害薬オゾラリズマブ

    竹内 勤 臨床リウマチ 35 (4), 195-204, 2023

    ...factor: TNF)阻害薬であるオゾラリズマブは,重鎖抗体の可変領域(variable domain of heavy chain of heavy chain antibody: VHH)を利用したVHH抗体医薬であり,2022年9月に国内で関節リウマチを適応症として承認された.オゾラリズマブは抗ヒトTNF<i>α</i>-VHHと抗ヒト血清アルブミン-VHHからなる3価の二重特異性抗体であり,分子量...

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  • 北海道鹿追町然別産の多環芳香族炭化水素鉱物を包有する蛍光性オパール

    石橋 隆, 田中 陵二, 萩原 昭人, 井上 裕貴 宝石学会(日本)講演会要旨 45 (0), 6-6, 2023

    ...その結果、発光成分は分子量 150〜400 程度の多環芳香族炭化水素(PAH)であることがわかった。橙色蛍光はオパール中に微細に分散したビチューメン(非晶質の PAH 混合物)で、黄色〜黄緑色蛍光はコロネンやベンゾ[<i>ghi</i>]ペリレンなどの結晶性 PAH 包有物による。...

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  • LMペクチンのCa反応性の評価について

    湯川 寛子, 岡田 雄治, 杉野 茜音 日本調理科学会大会研究発表要旨集 34 (0), 89-, 2023

    ...さらにCa添加前後でのペクチンの見かけの分子量変化について極限粘度法による分子量測定を行った。</p><p>【結果・考察】ショ糖濃度45%の系においてペクチンのDEの低下とともにプレゲルの生成量が活発化した。さらにFT-IRによる解析ではカルボキシル基と金属イオンが結合した状態でみられるピークが確認された。...

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  • 日常検査で見つかった異常免疫グロブリンを電気泳動で解析する

    井本 真由美, 上硲 俊法 電気泳動 67 (2), 81-85, 2023

    ...<p>免疫グロブリンを測定する検査には,免疫グロブリン定量測定をはじめ血清蛋白分画検査,免疫電気泳動法および免疫固定法がある.これらの検査の中で異常なバンドが検出されたり,乖離したりするデータが出現した時に,異常免疫グロブリンの存在を疑う.異常免疫グロブリンには分子欠損を認めるH鎖病蛋白や半分子型免疫グロブリンが存在し,SDS-PAGEとイムノブロットを駆使して,分子量測定や異常な特性が証明できる....

    DOI Web Site 医中誌 参考文献11件

  • 分子間架橋によって推定される再生セルロースの微細構造と分子運動

    奥川 あかり, 山根 千弘, 湯口 宜明 日本家政学会誌 74 (9), 511-523, 2023

    ...一方, ドライクリーニング溶剤など分子量が大きい非極性溶媒では転移しないことから, 洗濯によるしわの原因は水中での分子運動状態で物理的な刺激を受けることに起因すると推定できる. 本研究では, 分子間架橋による分子運動状態への影響を明らかにし, その挙動から初期構造である分子シートの存在を推定した....

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  • 脱炭素社会に向けたセルロース系バイオマスフラクショネーション産業の構築

    五十嵐 圭日子 紙パ技協誌 77 (11), 974-976, 2023

    ...<br>そこで,バイオマスを組織構造や分子量の大きさによってカスケード利用ができるよう技術開発をすること,すなわち,未利用バイオマスを酵素等によって変換する際,繊維として残りやすい部分は繊維として利用し,化学的に分解しにくい成分は多糖やオリゴ糖として,そして分解しやすい部分を単糖として利用するための技術開発を目指している。...

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  • がん薬物療法による静脈血栓塞栓症(VTE)のマネジメント

    向井 幹夫 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 44 (0), 2-C-S33-4-, 2023

    ...VTEに対する抗凝固療法は低分子量ヘパリン(LMWH)を標準治療薬(本邦では未分画ヘパリン)として、内服薬はビタミンK拮抗薬が古くから投与されてきた。しかしながら、直接経口抗凝固薬(DOAC)が開発されて以来、がん症例においてもその有用性が明らかとなり、VTEに対する診療ガイドラインは2022年ITAC-CME、2023年ASCO、NCCNにおいてアップデートされた。...

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  • カドミウム急性腎障害モデルを用いた近位尿細管再吸収障害の機構の検討

    藤代 瞳, 石崎 友香, 松本 可南子, 竹内 久美子, 姫野 誠一郎, 角 大悟 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), P2-136-, 2023

    ...<p>カドミウム(Cd)による腎障害は、近位尿細管における低分子量タンパク質やリンの再吸収障害を特徴とするが、Cd長期曝露実験で再吸収障害の機序を検討するのは困難だった。私たちはCd-メタロチオネイン(MT)を投与すると、腎臓の近位尿細管細胞に取り込まれ、free Cd<sup>2+</sup>を生じて短期に再吸収障害を誘発できる急性腎障害誘発モデルを構築している。...

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  • 毒性研究・安全性評価に向けた化合物表現の探求

    水野 忠快 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S18-3-, 2023

    ...<p>我々ヒトが化合物の特性を思い浮かべるとき, 例えばある化合物は官能基Aを持ち, 毒性Tを示す, 分子量がMの化合物であるといった具合に認識する。このように我々が扱える次元はたかだか数次元であるものの, 計算機を用いることでより高次元の情報を扱うことができる。...

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  • 中分子ペプチドの遺伝毒性評価における課題

    杉山 圭一 日本毒性学会学術年会 50.1 (0), S17-5-, 2023

    ...ペプチド医薬品の非臨床安全性評価における遺伝毒性評価については、「医薬品の遺伝毒性試験及び解釈に関するガイダンス」(ICH S2(R1))が参考になる可能性はあるが、非天然型ペプチド医薬品の合成方法や中分子としての分子量を考慮した遺伝毒性評価法を検討する必要性は否定できない。...

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  • キトサンを中和剤とするL-乳酸発酵法の開発

    川口 竜世, 赤尾 聡史 土木学会論文集 79 (25), n/a-, 2023

    ...<p> ポリ乳酸の原料となる乳酸は発酵により生産され,石灰を中和剤とする方法が一般的とされる.しかし,乳酸精製の段階で石膏が発生するため,その改善が可能となる中和剤が求められる.そこで,キトサンを中和剤とする乳酸発酵を提案したが,キトサンの乳酸生成菌に対する抗菌性への対処に課題があった.キトサンの抗菌性は分子量により変化するとされているため,本研究では,異なる分子量のキトサンを中和剤とする乳酸発酵を...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • クライオ電子顕微鏡共同利用施設

    加藤 貴之 顕微鏡 57 (3), 108-112, 2022-12-30

    ...<p>近年電子を直接検出する新しいタイプのカメラの登場によってクライオ電子顕微鏡によるタンパク質の構造解析の分解能は飛躍的に改善し,クライオ電子顕微鏡の構造解析だけで原子モデルの構築が可能となった.現在では分子量300 kDaを超えるタンパク質分子の構造解析には,第一選択的に用いられており,今では構造解析の強力なツールとして確固たる地位を確立した.この技術をより多くの研究者に提供するために,世界中に...

    DOI

  • 水分活性測定による還元水飴水溶液中のアルブミン変性温度の推定

    FUJII Tadashi, KICHIJYO Miyu, KASHIWAKURA Yuichi 日本食品工学会誌 23 (4), 131-137, 2022-12-15

    ...<p>本研究では,還元水飴(HSH)溶液における水分活性(<i>a</i><sub>w</sub>),アルブミン変性温度(ADT),および自由水の分子間水素結合密度(<i>D</i><sub>oh(w-s)</sub>)の相関を示した.まず,分子量(MW)が既知の糖類の浸透圧(<i>c</i>)を測定したところ,1/<i>c</i>とMWとの間に有意な線形関係があることが明らかとなった(<i>r</...

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 術後6年後に意識障害を伴う低血糖が再発の契機となったIGF-II産生胸膜由来孤立線維性腫瘍の1例

    城山 枝里, 久保田 益亘, 吉井 陽子, 齊藤 彰久, 倉岡 和矢, 長野 学, 米田 真康 糖尿病 65 (11), 603-610, 2022-11-30

    ...IGF-IIの存在が証明され,大分子量IGF-II産生膵外性腫瘍による低血糖症を考えた.手術は希望されず緩和ケアの方針となったが低血糖回避のため中心静脈栄養を継続せざるを得ない状態が続き,第94病日に死亡した.剖検では免疫染色にてIGF-II,IGF-II受容体の発現が示され,大分子量IGF-IIとIGF-II受容体の複合体が腫瘍の発育に影響している可能性が考えられた....

    DOI 医中誌

  • 胃癌周術期に低血糖症状が顕著となった孤立性線維性胸膜腫瘍の1例

    杉浦 裕典, 安藤 紘史郎, 福山 馨, 北原 直人, 門田 嘉久 日本呼吸器外科学会雑誌 36 (7), 827-832, 2022-11-15

    ...左下肺野異常陰影を指摘され,気管支鏡下生検で孤立性線維性腫瘍と診断された.術前精査で進行胃癌が発見されたため先行して胃全摘術を施行された.胃癌術前より低血糖を認めていたが無症候性であった.術後にも低血糖を認めたが食事療法で対応されていた.退院後に意識障害で救急搬送,著明な低血糖を認めた.孤立性線維性胸膜腫瘍による腫瘍随伴症状としての低血糖と考え腫瘍切除術を施行したところ低血糖は改善した.術前の血清中に大分子量...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献16件

  • 分子シミュレーションを用いたフェノール樹脂の 構造-物性相関解析

    首藤 靖幸, 和泉 篤士, 萩田 克美, 柴山 充弘 ネットワークポリマー論文集 43 (6), 246-252, 2022-11-10

    ...架橋フェノール樹脂は現実の化学反応を模した疑似架橋反応により構築し,化学構造,分子量,構造因子関数を比較することで得られた構造の妥当性を確認した。得られた架橋樹脂について一軸伸長変形を施し,小ひずみ領域における弾性特性発現メカニズムの解析,大変形領域におけるネットワーク破壊挙動の解析を行った。...

    DOI

  • UV照射ポリエチレンモデル試料を用いるマイクロプラスチック劣化度評価法

    生田 久美子, 高尾 和也, 松本 良憲, 雪岡 聖, 片岡 弘貴, 田中 周平 分析化学 71 (10.11), 589-593, 2022-10-05

    ...MPs化しているのかを把握することがMPs流出抑制につながると考えられるが,劣化履歴を調べる方法は確立されていない.MPsは微量,微小であることから劣化状態の解析手法が限られるが,フーリエ変換赤外分光法(FT-IR),サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)及び微小硬度計を用いることで劣化状態の評価手法を構築した.本研究では,UV照射したポリエチレンをモデル試料として適用し,カルボニルインデックス,分子量及...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • 分子デザインされたシリコーン皮膜剤を用いた高化粧持ち口紅の開発

    吉田 祥麻, 東 竜太, 外尾 恵美 日本化粧品技術者会誌 56 (3), 271-280, 2022-09-20

    ...開発品の分子量や分子構造が物性に与える影響も評価し,分子量と架橋密度が機械特性の向上に重要であることが示された。従来の皮膜剤の組み合わせでは硬さと柔軟性はトレードオフの関係にあり両立ができなかったが,新たに架橋構造,分子量を調整した開発品は,硬さと柔軟性の両立を達成した。また,開発品の有用性を確認するために,製剤を調製し,耐色移り試験,色保持試験および12時間の長時間持続性試験を実施した。...

    DOI Web Site 参考文献1件

  • ビスフェノールEを用いたノボラック樹脂の合成と性質

    山﨑 博人, 西村 利康 ネットワークポリマー論文集 43 (5), 209-219, 2022-09-10

    ...BisE 系ノボラック樹脂に架橋剤としてホルムアルデヒド(Form)とグルタルアルデヒド(Glu)を組み込むことで,それぞれ2100~2400,あるいは3900~6800 の比較的高分子量体のノボラック樹脂を得た。しかしながら,アルカリ水溶液溶解速度(DR)≧1400 Å/s となり,DR の高い性状を示した。...

    DOI

  • 溶媒グラジエントHPLCによる高分子の組成解析

    香川 信之 分析化学 71 (9), 449-460, 2022-09-05

    ...二次元液体クロマトグラフィー(2D-HPLC)は,組成分布と分子量分布を同時に評価できる,非常に優れた分析方法である.本研究では,GPECや,2D-HPLCを用いて,アクリル系高分子ブレンド試料の組成分離と各構成高分子の分子量解析,さらに,エチレン─酢酸ビニル共重合体(EVA)等の共重合体の組成分布解析を行った.その結果,2D-HPLCは,高分子の組成分布評価にとって非常に有効な手法であることが確認...

    DOI Web Site 参考文献18件

  • 安全・安心・健康な社会に資するバイオイノベーション

    谷口 正輝 応用物理 91 (8), 498-502, 2022-08-01

    ...<p>ナノポアとナノギャップは,1個の生体分子を電流で計測するナノデバイスである.ナノポアの計測対象は,DNA,RNA,タンパク質,ウイルス,および細菌と幅広い.ナノポアは,DNAシークエンサーとして製品化され,ウイルス・細菌計測装置としても製品化されている.ナノギャップは,DNA,RNA,ペプチドなどの1nm程度の生体分子を計測対象とする1分子量子シークエンサーのコアデバイスである.ナノポアとナノギャップ...

    DOI

  • キクイモにおけるイヌリンの貯蔵中の分解とプレバイオティクス効果

    森田 朗, 原 崇, 城斗 志夫 日本食品科学工学会誌 69 (6), 313-319, 2022-06-15

    ...<p>常温貯蔵がイヌリンの分解に及ぼす影響を明らかにするため, キクイモを90日間, 20℃と5℃で貯蔵し, 貯蔵中のイヌリン含量と分子量の変化を調べた. その結果, 90日目の減少率は, 20℃で37.4%, 5℃で31.1%と20℃の方がやや大きくなった. また, 20℃で60~90日貯蔵することにより鎖長3~4単位のフラクトオリゴ糖が顕著に増加することを見出した....

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか2件 参考文献23件

  • 質量分析装置を用いるタンパク質中D型アミノ酸残基の同定

    髙田 匠 分析化学 71 (6), 319-324, 2022-06-05

    ...であった.これに対して,著者らの研究室では質量分析装置を『質量検知装置』として用い,液体クロマトグラフィーと組み合わせた手法を開発,改良して簡便・迅速にタンパク質中の異性化Asp部位を決定することに成功した.本手法では,2段階の酵素消化に応じて生成する合計4つの試料を同条件のnano-scale液体クロマトグラフィー連結型の質量分析装置へと導入する.各ペプチド断片中でAsp異性体に準じた酵素の作用による分子量変化...

    DOI HANDLE Web Site ほか1件 参考文献24件

  • デジタル分子ふるい電気泳動用キャピラリーデバイスの開発

    末吉 健志, 松田 景太, 遠藤 達郎, 久本 秀明 分析化学 71 (6), 325-331, 2022-06-05

    ...との相関が明らかとなった.また,濃縮効率評価の結果,最大で約180倍の高感度化が確認された.さらに,5, 15, 25%Tポリアクリルアミドゲル連続充填デバイスを用いたデジタル分子ふるい電気泳動によって,分子量が異なるタンパク質の分離と濃縮が同時に達成された.以上の結果から,作製したデバイスを用いた簡便・高分離能・高感度なデジタル電気泳動が実証された....

    DOI Web Site Web Site 参考文献31件

  • 中分子ペプチド創薬の新展開

    門之園 哲哉 化学と生物 60 (6), 284-289, 2022-06-01

    ...<p>がんなどの分子標的治療薬として,抗体医薬が盛んに開発されている.抗体医薬を筆頭とする高分子医薬は,従来の低分子医薬と比べると標的への特異性が高く,高い治療効果と副作用の軽減が期待できる.一方で,分子量が大きく複雑な構造を持つため,製造方法が限られることや組織への浸透性が低いことなど,新たな課題も顕在化してきている.そこで注目されているのが,抗体医薬の機能を代替する医薬(抗体代替医薬)としての利用...

    DOI Web Site 参考文献13件

  • ニホンジカ防除のための柵用ネットの強度問題と改善策

    大場 孝裕, 稲岡 大亮, 竹川 智 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 346-, 2022-05-30

    ...超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE)繊維混撚ネットは、引張及び押切切断強度試験の結果、ポリエチレンのみのネットと同程度の強度しかなかった。新たに用いた硬質ステンレス鋼線(SUS304-WPB)(硬度630〜700HV)は、歯のエナメル質よりも硬く、混撚したネットの切断強度も高かったことから、防護柵用ネットの材質として有望である。</p>...

    DOI

  • オニグルミ根による滲出物の化学成分とその季節変動

    臼山 潤, 朴 虎東, 牧田 直樹 日本森林学会大会発表データベース 133 (0), 689-, 2022-05-30

    ...クルミのアレロパシー物質である Juglone (mw:174.15)は年間を通じ根滲出物として放出されていないことが確認されたが、マンシュウグルミにおいて存在が報告されているJugloneの配糖体である (1,4,8-trihydroxynaphthalenyl 1-O-â-D-[6’-O-(3”,4”,5”-trihydroxybenzoyl)]glucopyranoside (以下TTG):分子量...

    DOI

  • カンゾウ茸<i>Fistulina hepatica</i> 子実体から可溶性食物繊維質の調製と性質

    美藤 友博, 谷岡 由梨, 實藤 昂弥, 尾崎 佑磨, 霜村 典宏, WATANABE Fumio 日本きのこ学会誌 30 (1), 34-37, 2022-04-30

    ...カンゾウ茸子実体には,約7%(乾燥ベース)の可溶性食物繊維が含まれており,高速液体クロマトグラフィーにより調製した可溶性食物繊維の分子量は12.5 ± 0.8 kDaであった.インビトロのグルコース拡散試験において 0.25%(w / v)可溶性食物繊維溶液がグルコースの拡散を約50%まで減少させた.さらに,可溶性食物繊維は高い胆汁酸結合能を有していた.これらの結果は,ヒトがカンゾウ茸の可溶性食物繊維...

    DOI Web Site

  • ブドウ糖の加熱によって生じる高分子化合物のがん促進予防

    髙橋 延昭, 鷲見 紋子, 高塚 伸太郎, 大友 詔雄 札幌医科大学医療人育成センター紀要 = Journal of center for medical education Sapporo Medical University 13 25-32, 2022-03-31

    ...加えて、その予防機能を有する物質は1万前後の分子量を有する高分子化合物であった。 Here we report that when glucose has been heated, it acquires a cancer promotion-preventing function....

    DOI 機関リポジトリ

  • 表面力測定によるタンパク質の吸着特性の調査

    髙嶋 健, 佐藤 颯気, 小林 隼人, 長谷川 真之, 島 義和, 金子 新 精密工学会学術講演会講演論文集 2022S (0), 497-498, 2022-03-02

    ...<p>固体表面へのタンパク質の吸着特性を定量的に評価できれば,医用材料の開発など様々な応用が期待できる.本研究では,プローブ型表面力測定装置を用いて,タンパク質の吸着特性を明らかにすることを試みている.インスリンやフィブロネクチンなどのタンパク質を成膜した基板とPDMSプローブ間の表面力を測定したところ,接着時間に対する表面力の増加割合および最大値とタンパク質の分子量との相関が確認できた.</p>...

    DOI

  • チョークとカサ袋を使った化学実験

    兼 龍盛 化学と教育 70 (2), 74-75, 2022-02-20

    ...2つ目は,二酸化炭素の分子量測定である。いずれも精密な実験というよりは,概念の理解に重点を置くため,実験操作を単純かつ簡単にした。その後の授業に活かせる実験を紹介する。</p>...

    DOI

  • レーザー脱離イオン化質量分析法へのゼオライトの利用

    堀越 俊樹, 許 家瑋, 北岡 千裕, 浅野 貴志, 橋本 健朗, 藤野 竜也 ゼオライト 39 (1), 10-20, 2022-01-31

    ...飛行時間型質量分析装置と組み合わせることで分子量による分析が可能になる。この手法は生体高分子など難揮発性分子をイオン化させ気相中に脱離できる優れた能力を持つが,得られるイオンの強度,再現性,低分子量試料への応用などいくつかの課題があった。この解説ではゼオライトをレーザー脱離イオン化法に利用することで上記の問題点が解決できることを示した。...

    DOI Web Site

  • ポリエチレングリコール型アクリルポリマーの蓄熱特性

    森本 剛, 古川 直樹, 横田 弘 ネットワークポリマー論文集 43 (1), 9-13, 2022-01-10

    ...異なる分子量のPEGMA 及びPEGDA の共重合物の蓄熱特性は,その混合比から算出できる平均分子量と正の相関があることが確認できた。また,共重合物の融点はPEDMA またはPEGDA の単独重合物の値を上限もしくは下限とし,その間の温度領域となることが分かった。PEDMA の含有比率の増大に伴って融解熱量が向上する一方,融点以上の温度域では低弾性率化する傾向にあることも確認した。</p>...

    DOI

  • 血液透析による薬物除去率の展望

    浦田 元樹, 村上 鞠奈, 平田 純生 日本腎臓病薬物療法学会誌 11 (1), 3-12, 2022

    ...HDによる薬物除去に影響する因子として、分子量はタンパク質製剤のような大分子量薬物がHDにより除去されないことからもわずかに影響するが、タンパク結合率と分布容積が特に低~中分子量薬物において大きく影響する。さらに、我々は、尿中未変化体排泄率をHDによる薬物除去に影響する因子に加え、臨床応用可能な精度の高いHDによる薬物除去率の予測式を以前に報告した。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 疎水性流体を増粘・ゲル化させる添加剤の開発

    佐伯 隆, 貝出 絢 Oleoscience 22 (11), 563-568, 2022

    ...<p>低分子ゲル化剤は,分子量が1000以下の化合物が溶媒中で自己組織構造を形成し,溶媒の増粘やゲル化をする添加剤であり,超分子ゲルとして近年,注目されている。このうち,水系の増粘・ゲル化剤は,多くの商品があるが,非水系(疎水性流体)の商品は圧倒的に少ない。...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 炭素質コンドライトの高分解能イメージング質量分析: CHN化合物の分布が示す初期太陽系での有機物生成

    古川 善博, 三枝 大輔, 可野 邦行, 宇留野 晃, 齋藤 律水, 伊藤 元雄, 松本 恵, 青木 淳賢, 山本 雅之, 中村 智樹 日本地球化学会年会要旨集 69 (0), 190-, 2022

    ...<p>炭素質コンドライトに含まれる低分子量の可溶性有機物は、初期太陽系の環境を推定するための指標となる可能性がある。このような有機分子の研究は、ほとんどの場合が抽出液の分析によって行われてきた。本研究では表面支援レーザー脱離イオン化質量分析(SALDI)法により高空間分解能で炭素質コンドライト中の多種の有機物の空間分布を測定した。...

    DOI

  • ドキソルビシン心毒性に対するコルヒチンの効果

    坪田 圭介, 西中 諒, 植田 真一郎, 松下武藤 明子 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 1-C-O01-2-, 2022

    ...<p>【背景と目的】</p><p>高い細胞殺傷性があることから抗がん薬として頻用されるドキソルビシン(Dox)は、心毒性による心不全発症や治療中断の問題がある.細胞の増殖や骨格変化を制御する小分子量Gタンパク質RhoA, Rac1の心臓における活性化は、心不全に関連し、Dox心毒性の機序の一つとして考えられる.以前より我々はコルヒチンの、動脈硬化やCOVID-19重症化などの炎症性疾患に対する効果を...

    DOI 医中誌

  • 焼き調理によるナスの抗酸化能の変化と抗酸化成分の同定

    安藤 真美, 北尾 悟 日本食生活学会誌 32 (4), 179-186, 2022

    ...抗酸化能に関与している成分の大部分が水溶性であり,約90%が分子量3,000以下であった。5分加熱まではアスコルビン酸が,その加熱時間が過ぎるとSephadex LH-20による分子量画分と分画フラクションの抗酸化活性の関係から,クロロゲン酸を含むポリフェノールと3-デオキシグルコソンを含むアミノカルボニル反応生成物が焼きナスの抗酸化能に寄与していることが推察された。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献19件

  • 致死性エンドトキシンショックに対するヒト血清アルブミンの治療効果の機序解明

    向井 愛菜, 清水 太郎, 安藤 英紀, 石田 竜弘, 異島 優 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), O-11-, 2022

    ...このことから、HSA投与は、CBS誘導を介して、細胞内超硫黄分子量を増加させ、この抗酸化作用によって生存率を改善させていることが示唆された。本研究結果は、サイトカインストームを引き起こす細菌やウイルス感染に対する新たな治療メカニズムを示すものと考えられる。</p>...

    DOI

  • 新たな中分子量物質分類と血液浄化法の位置づけ

    川西 秀樹 日本透析医学会雑誌 55 (9), 509-514, 2022

    ...<p>血液浄化法の目的は尿毒症毒素を除去することであり,とくに中分子量(MM)が目標になっている.HDF に代表される浄化法が開発され透析低血圧防止・生命予後改善などが示されているがいまだ確定されていない.MM は糸球体を通過する溶質である分子量0.5~58 kDa の範囲として定義され,新たな分類として「small-middle 0.5~15 kDa」,「medium-middle >15~25...

    DOI Web Site Web Site ほか1件 参考文献21件

  • 電気泳動がひも解くLRRK2の会合状態と機能の関連

    伊藤 弦太 電気泳動 66 (2), 81-86, 2022

    ...<p>パーキンソン病(PD)は運動機能障害を主症状とする進行性の神経変性疾患であり,現在のところ根本治療法は存在しない.家族性PDの原因タンパク質であり,孤発性PDの発症にも重要と考えられているleucine-rich repeat kinase 2(LRRK2)は,GTP結合能とキナーゼ活性をあわせもつユニークなタンパク質である.近年の研究から,LRRK2は低分子量GTPaseであるRabをリン酸化...

    DOI Web Site 参考文献16件

  • 唾液腺腫瘍の糖鎖解析―粘表皮癌と腫瘍関連MUC1―

    井坂 栄作, 杉浦 貴則, 橋本 和彦, 菊田 一貴, 穴澤 卯圭, 野村 武史, 亀山 昭彦 電気泳動 66 (2), 67-70, 2022

    ...<p>唾液腺悪性腫瘍の約30%を占める粘表皮癌はムチンを多く含む事が報告されており,診断に苦慮することがある.ムチンの中でもMUC1は,診断および予後を判断する腫瘍マーカーとして研究がなされてきた.さらに,ムチンは分子量の50%以上が糖鎖で構成されており,その糖鎖も悪性化に伴い変化が報告されている.我々は,粘表皮癌および正常唾液腺のムチンを構成する糖鎖を分析し,新しい診断マーカーを発見すべく研究を行...

    DOI Web Site 参考文献9件

  • 酵素分解性に基づく水中バイオポリマー特性評価手法の検討

    山本 祐士朗, 小野 順也, 永井 梨奈, 羽深 昭, 木村 克輝 土木学会論文集G(環境) 78 (7), III_177-III_184, 2022

    ...<p> 膜を用いた上下水処理には従来の方法と比較して様々な利点がある一方で,膜ファウリングが大きな問題となる.近年の研究において,バイオポリマーと総称される高分子量親水性有機物が膜ファウリングの発生に強く関与することが示唆されている.しかし水中バイオポリマーの組成,構造,特性については不明な点が未だに多い.本研究では水道原水,下水処理水よりバイオポリマーを回収・精製し,特定の多糖,タンパク質に対応する...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 小型耐圧容器を用いた重質油の付着性評価の試み

    中島 康晴, 馬 驍, 大坪 和久 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 38-, 2022

    ...<p>原油やC重油などの重質油はアスファルテンなどの高分子量成分を含んでいる。原油の生産から精製、貯蔵に至る工程においてこれらの成分が管等に析出・付着し、障害をもたらすことが知られているが、これらの付着性を評価する手法は確立されていない。本研究では、温度調節が可能な小型耐圧容器を含む試験装置を製作し、これを用いて圧力条件における重質油の付着性の評価を行うことを検討した。</p>...

    DOI

  • 化学物質の経皮吸収性予測

    藤堂 浩明 日本薬理学雑誌 157 (5), 335-339, 2022

    ...における非臨床試験や臨床試験,臨床現場の治療上における治療薬物濃度モニタリング(TDM)を行う際に評価されている.皮膚に直接適用する物質の有効性・安全性の担保には,血中薬物濃度だけではなく,皮膚透過性や皮膚局所濃度推移を評価することも重要となる.物質の皮膚透過量や血中濃度推移などを予測するin silicoモデルの多くは,物質の透過係数(<i>P</i>,単位cm/s)の予測に基づいており,物質の分子量...

    DOI Web Site PubMed 参考文献11件

  • In chemico皮膚感作性試験:ADRAの開発とOECDテストガイドライン化

    笠原 利彦, 藤田 正晴 日本薬理学雑誌 157 (5), 345-350, 2022

    ...コメンティングラウンドを経て,2019年6月にADRAをOECD TGに収載することができた.また,ADRAは,システインおよびリジンのN末端にUV領域で高いモル吸光係数を有するナフタレン環を導入した2種類の求核試薬(NACおよびNAL)を使用することにより,試験系全体の低濃度化が可能になり,①反応液中での難溶性被験物質の析出頻度低下,②HPLC測定における求核試薬と被験物質との共溶出頻度低下,③重量濃度法を利用した分子量不明成分...

    DOI Web Site PubMed 参考文献12件

  • 授乳と薬物

    伊藤 直樹 看護薬理学カンファレンス 2022.3 (0), ES-1-, 2022

    ...分子量が小さい、蛋白結合率が低い、塩基性、 脂溶性などは、乳汁中に移行しやすい薬物である。</p><p>こうした薬物の特性だけで授乳の可否が判断される薬物はほとんどない。実 際に乳児に薬効薬理作用が生じるためには、輸送されやすさだけでなく、乳児の ADME(吸収、分布、代謝、排泄)、そして哺乳量が大きく影響する。...

    DOI

  • 新医薬品開発における食事の影響試験:本邦承認情報に基づく試験デザインと情報提供の検討

    西田 千聡, 高橋 茉乃, 岡田 章, 永井 尚美 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-P-112-, 2022

    ...原薬のLogP値及び分子量が大きい薬物では、食後/空腹時のAUCが特に大きく、食事条件による変動も大きかった。原薬の特性や開発時の製剤の処方変更の程度に基づき、最終製剤を用いたFE試験に替えて、開発早期に実施したFE試験の情報を利活用できる場合があると考えられること、即放性製剤では、原薬特性、製剤変更や適応疾患を考慮して、高脂肪食に加えて他の食事条件の検討も必要な場合があること等が見いだされた。...

    DOI 医中誌

  • 機械学習を用いた3次元蛍光データに基づく飲用水と高度下水処理水の水質比較

    大谷 恭平, 原 宏江, 山村 寛, 池本 良子, 本多 了 土木学会論文集G(環境) 78 (7), III_73-III_80, 2022

    ...が共通して有する蛍光特性のモデルを構築した.異常度(当該モデルとの乖離の程度)の算出結果から,飲用水水質も採水地や採水時期によって多様性があることがわかった.また,RO透過水の水質は,飲用水水質のばらつきの範囲内には収まらないものの,希釈したMBR処理水に比べはるかに飲用水水質に類似することが示唆された.インラインLC-EEMを用いた詳細な蛍光分析において,高度下水処理水中の蛍光物質は比較的小さい分子量...

    DOI Web Site 参考文献6件

  • 二次元流動場の渦放出とエネルギー輸送に高分子が与える影響

    日出間 るり, 鈴木 洋 可視化情報学会誌 42 (164), 14-17, 2022

    ...<p>二次元流動場を用いて,分子量が10<sup>6</sup>オーダーのポリエチレンオキシド(PEO)の添加が,二次元乱流中の渦放出と,エネルギー輸送に与える影響を,流動場の干渉縞による可視化と粒子画像流速測定法により調べた.渦放出は,PEOの絡まり合いに由来する溶液の緩和時間に強く依存し,PEO濃度上昇とともに,変形,消滅,再生成という3つのタイプの渦に変化した.乱流中で放出される渦の変化は,速度場計測...

    DOI Web Site 参考文献8件

  • プラスチックの触媒分解生成物の分析方法の検討

    松方 正彦, 三浦 えり, 松下 真大, 稲村 翔, 酒井 求, 加茂 徹 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集 2022 (0), 16-, 2022

    ...本発表では、ゼオライト触媒による分解を行った場合に生じる、分子量が数十~数十万と幅広い分解生成物の分析手法の検討を行ったので、報告する。</p>...

    DOI

  • 授乳に関する基本的なリスク評価の考え方について

    三ヶ島 史人 日本毒性学会学術年会 49.1 (0), S21-2-, 2022

    ...乳汁への薬物の移行性は薬物の分子量や脂溶性等の要素によって左右され、また動物種毎の乳汁組成の違いも乳汁移行性に影響する。このため、動物における乳汁中の薬物濃度からヒト乳児での曝露を推測し、薬理作用や薬物動態に関する情報も含めてその濃度での影響を考察することでリスク評価を行う必要がある。...

    DOI

  • Silk Nanoparticles of Intact Sericin

    Muindi Munguti Peter, Yukuhiro Fumiko, Ichikawa Sosaku, Teramoto Hidetoshi, Kameda Tsunenori 日本シルク学会誌 30 (0), 93-103, 2022

    ...<p>天然状態に匹敵する分子量を持つ未分解の高分子量セリシンのみから成るナノ粒子を作製することに成功した.原料となるセリシンは国産育種カイコ品種であるセリシンホープから得た.このカイコの繭から未分解セリシンの水溶液を作製し,エタノールへの滴下でナノ粒子を得た.形成したナノ粒子はTEMで観察した.滴下セリシンの濃度が粒子サイズに及ぼす影響をDLSで評価した結果,セリシン濃度1.0wt%以下での平均サイズ...

    DOI Web Site

  • 低濃度SDS抽出液を用いたSDS-PAGEによるタンパク質加熱変性過程の解析

    大石 正道, 渡邊 沙巴羅, 松本 開夢 電気泳動 66 (1), 59-62, 2022

    ...<p>SDS-PAGEは,タンパク質を見かけの分子量で分離するための有用な手法であるが,SDSがタンパク質の複合体を解離させるだけでなくタンパク質の立体構造を壊すため,タンパク質の熱変性に伴う立体構造の変化を調べるには向いていない.そこで,我々はタンパク質抽出液に含まれるSDS濃度を低下させることによって,牛肉または魚肉を用いて加熱変性によるタンパク質アグリゲートの形成過程をとらえる手法を開発した....

    DOI Web Site 被引用文献1件 参考文献5件

  • ケモインフォマティクスを活用した機械学習による化学構造の毒性評価

    植沢 芳広 日本臨床薬理学会学術総会抄録集 43 (0), 3-C-S41-3-, 2022

    ...</p><p>化学構造は、分子量や分子サイズ、脂溶性、静電的特徴、分子形状、官能基数等の多様な数値情報(化学構造記述子)に変換できる。ある生理活性を発現する化合物群の記述子が特徴的なパターンを示せば、化学構造に基づいてその活性を統計的に識別できることになる。一方、毒性や副作用は、化学構造から得られる多彩な数値情報との関係が複雑かつ非線形であるために解析が困難な場合が多い。...

    DOI

  • 自立型ジオポリマー膜の作製とガス透過性の評価

    阿部 雅弘, 野口 美由貴, 山崎 章弘 化学工学論文集 47 (6), 206-210, 2021-11-20

    ...: 12.5, 原料固体と水のモル比が0.5の場合に安定なジオポリマー膜を作製することができた.作製した膜の細孔径分布は,同一原料組成の場合でも,養生温度によって異なり,養生温度が75°Cおよび100°Cの場合は,20–30 nm付近にピークを有したが,25°Cの場合には細孔径9 nmのピークと20–30 nm付近の二つのピークが見られた.作製したジオポリマー膜を通してのガス透過速度は,透過ガスの分子量...

    DOI Web Site Web Site 参考文献11件

  • 蒸留ガスクロマトグラフィーおよび凝固点降下法による分子量測定

    佐藤 信也 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 100 (6), 751-757, 2021-11-20

    ...<p>分子量は重質油の基本的な物性であるが,低分子量領域に適した測定法はあまり用いられていない。そこで,低分子量領域で有効と思われる方法を2つ紹介する。蒸留ガスクロマトグラフィーは沸点700℃以下で校正用標準物質のある試料,凝固点降下法は分子凝集を起こさない試料に対して使用できる。本稿ではその使用条件および方法について解説する。</p>...

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  • 配列制御オリゴシロキサンの精密合成

    松本 和弘 Journal of the Japan Petroleum Institute 64 (6), 307-316, 2021-11-01

    ...<p>分子量が単一のオリゴマー材料は,基礎研究の観点からだけでなく,さまざまな応用の観点からも近年注目を集めている。シリコーン(ポリシロキサン)材料の分野では,いくつかの研究グループが単一分子量のオリゴシロキサンを合成する手法を報告しているが,シロキサン配列構造の制御には依然として改善の余地が残されていた。...

    DOI Web Site Web Site 被引用文献1件 参考文献23件

  • 新型コロナウイルスワクチン

    井上 貴雄, 佐々木 澄美 学術の動向 26 (10), 10_31-10_37, 2021-10-01

    ...モダリティとは「医薬品を構成成分、製造法、分子量、作用機序などの観点から分類した種別」を指し、治療薬の分野においては、低分子医薬、抗体医薬に続き、核酸医薬、遺伝子治療用製品などの新たなモダリティが医療現場で用いられるようになっている。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • キトサンオリゴ糖の塩酸沈殿による糖組成の分離

    黒住 誠司, 清瀬 正敏, 野口 貴子, 佐藤 公彦 Functional Food Research 17 (0), 105-109, 2021-09-12

    ...を多く含有していた.これらの結果からCOS に塩酸を添加する方法は,分子量に応じて大量のCOS を簡単に分離できる有用な分取方法であることが示唆された....

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  • 分子量Gタンパク質の光遺伝学による操作と細胞内機能の観察

    稲葉 弘哲, 中田 隆夫 顕微鏡 56 (2), 59-63, 2021-08-30

    ...技術である.光遺伝学によって,細胞内で低分子量Gタンパク質の活性を高い時空間分解能で自在に操作することが可能となった.本稿では,6種類の低分子量Gタンパク質の活性を操作する光遺伝学ツールを作製し,低分子量Gタンパク質と細胞内カルシウムシグナルとのクロストークを解析した最近の我々の研究例を中心に,低分子量Gタンパク質の光遺伝学による操作と,バイオセンサーを用いた細胞内機能の観察について解説する....

    DOI Web Site 医中誌

  • 負染色法による超分子複合体の単粒子解析

    真柳 浩太 顕微鏡 56 (2), 81-86, 2021-08-30

    ...<p>負染色法は半世紀以上にも渡って,電子顕微鏡による生物試料観察において中心的な役割を果たしてきた.本手法は特別な電子顕微鏡や装置器具類を必要とせず,試料作製等も極めて簡便且つ迅速に行えるにもかかわらず,コントラスト及び分解能の高い画像が得られる強力な解析手段である.ターゲットとなる生物試料も,巨大なウイルスから分子量10万以下のタンパク質までと幅広く,汎用性もある.単粒子解析法と組み合わせることで...

    DOI Web Site 医中誌

  • 合成繊維素材の控索への適用可能性

    伊藤 崇之 森林利用学会誌 36 (3), n/a-, 2021-07-31

    ...導入したのは超高分子量ポリエチレンの繊維ロープと高強度ポリエステル繊維のベルト荷締機で,架設能率や作業者の心拍数,作業中の先柱の揺動を計測して新しい架設方法の実用性を総合的に評価した。合成繊維素材を用いた架設方法は,各控索に金属製の引締め機構が必要であるため,架設資材の総質量は素材質量の差ほどの軽量化には至らず,心拍数も一部樹上作業者に30% の軽減が見られたが全体として効果は明確ではなかった。...

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  • 分子量計算と標準物質

    佐藤 信也 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 100 (4), 470-475, 2021-07-20

    ...<p>分子量は重質油の基本的な物性であり,その測定には種々の方法が用いられているが,確立した測定法はなく,ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)が広く用いられている。本稿では分子量の計算方法及び保持時間を分子量に換算するための分子量校正曲線とその標準物質の取り扱いなどを解説する。 </p>...

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  • 高分子のキャラクタリゼーション

    佐藤 涼 化学と教育 69 (6), 252-257, 2021-06-20

    ...<p>高分子の研究においては,種々の基本的物性(レオロジー,分子量分子量分布,形態観察と元素分析,材料表面の化学状態)を総合的に分析することが肝要である。本稿では,高分子のキャラクタリゼーション(特性評価)について基本的な原理と理論,考え方を解説する。</p>...

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  • SEC分析

    伊藤 誠治 LCとLC/MSの知恵 2 (0), 121-130, 2021-06-15

    ...1964年にJ.Mooreが架橋ポリエチレンゲルを用いて合成高分子の分子量分布を測定した事<sup>1)</sup>が始まりであるとされ、現在でも高分子分析における必須の手法である。本稿では、SEC分析に用いる装置構成、分離原理、分子量測定方法、条件設定のコツ等を説明し、併せて、応用例を紹介する。</p>...

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  • 分子量ヒアルロン酸含有吸入用マイクロ粒子の開発

    福重 香 ホソカワ粉体工学振興財団年報 28 (0), 74-81, 2021-05-25

    <p>LPD(liposome-protamine-DNA complex)は,プラスミドDNAやsmall interfering RNA(siRNA)などの機能性核酸を効率的に送達するカチオン性脂質ナノキャリアである.LPDにヒアルロン酸コーティングを施したLPDHは,内封siRNAのサイレンシング効果を維持しつつ,細胞毒性が低い.本研究では,肺へのsiRNA送達キャリアとして,LPDおよび…

    DOI Web Site 参考文献8件

  • pH応答性コロイド分散系のテクスチャと薬物放出制御

    野上 聡, 戸塚 裕一 ホソカワ粉体工学振興財団年報 28 (0), 157-160, 2021-05-25

    ...<p>本研究ではゼラチン/腸溶性ポリマーを混合し,胃内条件で薬物放出を抑制するコロイド分散系製剤を設計した.酸性でのAcetaminophen放出率は60分で約40%まで抑制できた.異なる分子量のFITC-dextran放出率を評価したところ,いずれも時間の平方根に比例する関係にあった.つまり,酸性環境でゼラチン/腸溶性ポリマー混合系はマトリックス構造を形成したことが示唆された.薬物の特性に適したコロイド...

    DOI Web Site 参考文献5件

  • アルミニウム耐性樹木ユーカリが含む加水分解性タンニンの網羅的解析

    田原 恒, 鈴木 勝一, 西口 満, 橋田 光, 伊東 秀之 日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 431-, 2021-05-24

    ...13種類の化合物は全てAl無毒化能を示し、分子量が大きいほどAl無毒化能が高い傾向にあった。これらの結果から、ユーカリではoenothein Bだけでなく他のタンニンもAlの無毒化に寄与していることが示唆された。</p>...

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  • 【ノート】 単一分子量に単離精製されたコンドロイチン硫酸オリゴ糖の大量調製

    河原 祥太, 水田 紘子, 吉田 聖一朗, 宮本 宜之 応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌 11 (2), 94-99, 2021-05-20

    ...相互作用することによって生化学的機能発現を誘導する.そのため,CSオリゴ糖は薬理学的応用が期待され多くの研究がされている.しかし,CSオリゴ糖の大量調製が難しいこととその構造の多様性により単離精製は困難であり,工業的な生産がなされていなかった.本研究では,エイ軟骨抽出物から生産されたCSオリゴ糖を起源とし,サイズ排除クロマトグラフィと陰イオン交換クロマトグラフィを組み合わせることで二糖から六糖までの単一分子量...

    DOI Web Site 参考文献17件

  • 分子量測定:検出器の設定

    佐藤 信也 日本エネルギー学会機関誌えねるみくす 100 (3), 353-358, 2021-05-20

    ...<p>分子量は重質油の基本的な物性であり,その測定には種々の方法が用いられているが,確立した測定法はない。ここでは広く用いられているゲル浸透クロマトグラフィーを用いた分析法を中心に紹介する。本稿では示差屈折検出器(RID)と蒸発光散乱検出器(ELSD)について定量分析の観点から解説する。 </p>...

    DOI Web Site

  • 単一分子量に単離精製されたコンドロイチン硫酸オリゴ糖の大量調製

    河原, 祥太, 水田, 紘子, 吉田, 聖一朗, 宮本, 宜之 応用糖質科学 : 日本応用糖質科学会誌 = Bulletin of applied glycoscience 11 (2), 94-99, 2021-05

    ...本研究では,エイ軟骨抽出物から生産されたCSオリゴ糖を起源とし,サイズ排除クロマトグラフィと陰イオン交換クロマトグラフィを組み合わせることで二糖から六糖までの単一分子量に単離精製されたCSオリゴ糖の大量調製に成功した。また,D-グルクロン酸を両末端に持つ奇数糖,及びN-アセチル-D-ガラクトサミンを両末端に持つ奇数糖の調製にも成功した。最終精製物の構造は,質量分析により決定された。...

    日本農学文献記事索引 Web Site 医中誌

  • 分子量測定法

    松本 良憲, 菊地 守也, 鳴海 敦, 川口 正剛 色材協会誌 94 (4), 104-111, 2021-04-20

    ...<p>今日,サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)に多角度光散乱光度計(MALS)を付けたSEC-MALSは,高分子の分子量測定や分子特性解析のための簡便かつ有用な分析手法として広く用いられている。SEC-MALSは多分散試料に対しても高分子の重量平均モル質量,分子量分布,回転半径を算出できる唯一の方法である。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 馬鈴薯澱粉粕からの水溶性多糖類の抽出と酸性乳飲料の安定剤としての利用

    中村 彰宏, 戸邊 順子, 高橋 太郎, 吉田 隆治 日本食品科学工学会誌 68 (4), 149-158, 2021-04-15

    ...馬鈴薯澱粉粕に含まれる繊維質のうち,水溶性の多糖類であるPPに注目し,これを効率よく抽出する条件の探索,得られたPPの物理的性質,並びに酸性乳飲料におけるタンパク質粒子の分散安定化の機能について検討した.馬鈴薯澱粉粕に加水してpH4.5,110℃,1.5時間加熱することで抽出率53%の高い収率でPPを得た.このPPは,ガラクツロン酸,アラビノース,ラムノース,ガラクトース,グルコースを構成糖とする平均分子量...

    DOI 日本農学文献記事索引 Web Site ほか1件 参考文献17件

  • セルロースエーテル混入によるグラウト材の各種流動性、水中分離度および圧縮強度に関する実験的研究

    久田 真央, 村上 聖, 佐藤 あゆみ, 小西 秀和 Cement Science and Concrete Technology 74 (1), 428-434, 2021-03-31

    ...その結果として、セルロースエーテル混入グラウト材の圧縮強度はセルロースエーテルや消泡剤の混入による空気量の変動に影響を受けるが、セルロースエーテルの分子量や化学構造の違いが圧縮強度に及ぼす影響は小さいこと、セルロースエーテルの混入率や分子量で定量化された水溶液粘度と各種流動性およびpH値との間に高い相関があることなどが実験的に確認された。</p>...

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  • 繰り返し・オープン試験によるシャンプーの保湿効果の検討

    野間 厚志, 宮田 淳嗣, 百田 豊 動物臨床医学 30 (1), 6-9, 2021-03-25

    ...保湿剤の添加および高分子量の界面活性剤を用いた群によりTEWLの上昇が有意に抑制された。全ての群において皮表角層水分量は有意差を認めなかった。今回SLSを陽性コントロールとした繰り返し・オープン試験の有効性を確認し,高分子量の界面活性剤および保湿成分の添加がSLSのシャンプーの障害を緩和することを犬においても明らかにした。...

    DOI Web Site 医中誌

  • 分子量チオフェンオリゴマーを用いた金色調・ブロンズ調を発現する水性塗料の開発

    星野 勝義, 立木 美奈子, 塚田 学 色材協会誌 94 (2), 40-46, 2021-02-20

    <p>金属フレークを含有する市販の金属調光沢塗料の欠点を克服するために,有機物質のみを利用して金属色を発現する塗料の創製が待望されている。近年,著者らの一人は,その候補となる可能性をもつ物質(過塩素酸イオンドープ3-メトキシチオフェンオリゴマー)とその塗料を開発したが,その溶媒は作業環境上望ましい溶媒ではなく,また光沢も低いものであった。ごく最近,特異な条件下で合成した塩化物イオンドープ3-メト…

    DOI Web Site Web Site 参考文献10件

  • 精密質量分析による高分子の構造解析

    山根 祥吾, 佐藤 浩昭 色材協会誌 94 (1), 17-21, 2021-01-20

    ...一方で高分子は分子量に分布をもつ混合物であることから,精密質量分析を行ったとしても結果が複雑で,解析が困難であることが多い。ここでは,精密質量分析の特徴を説明した後,高分子の精密質量分析に関する二つの実例および解析例を紹介する。</p>...

    DOI Web Site Web Site 参考文献1件

  • 熱脱着・熱分解 — Direct Analysis in Real Time-MSによるポリフェニレンスルフィドの末端構造解析

    中村 清香, 山根 祥吾, 佐藤 貴弥, 木下 一真, 佐藤 浩昭 分析化学 70 (1.2), 45-51, 2021-01-05

    ...エンジニアリングプラスチックである.PPSには複数の合成法があり,その違いが末端構造にあらわれるため,末端構造解析が非常に重要である.しかしPPSは常温で汎用溶媒に不溶であり,その解析は困難であった.最近開発された,熱脱着・熱分解─Direct Analysis in Real Time-MS(DART-MS)とプログラム昇温デバイスを組み合わせた装置を用いれば,試料中に含まれる揮発性オリゴマー成分と高分子量成分...

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  • 昇華性物質を推進剤とするイオンエンジンの性能評価

    中野 正勝, 山本 直嗣, 大川 恭志, 船木 一幸 宇宙太陽発電 6 (0), 1-4, 2021

    ...<p> 宇宙太陽発電衛星の輸送を行うには膨大な推進剤が必要になるため,生産量の限られるキセノンを電気推進の推進剤として用いることは現実的ではない.キセノンに替わる推進剤として常温常圧で固体である昇華性物質を用いればタンク質量の削減が可能で輸送コストを低減できる.また,昇華性物質は分子量が高いことが多く,イオンエンジンの推力密度を上げ小型化することもできる.常温でも十分な昇華圧を持つアダマンタンを用いた...

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  • 日本製紙江津工場のバイオリファイナリー状況

    國府 裕樹 紙パ技協誌 75 (5), 413-416, 2021

    ...ヘミセルロースの分解物は,酵母を生産する栄養源として,リグニンはリグニンスルホン酸塩として生成することから,さらに各種反応を加えて分子量や糖変性物の性質などを調整し販売,各種分散剤やバインダー用途として利用される。</p><p>当工場は,70年近く前からバイオリファイナリーを実践しており,まさに古くて新しい事業モデルを確立,維持している。...

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  • 吸入剤におけるイノベーション:遺伝子吸入粉末剤への展開

    岡本 浩一, 奥田 知将 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S28-1-, 2021

    ...当研究室では、低分子量ヒアルロン酸(LHA)を賦形剤としたベクターを含まないプラスミドDNA単独(naked pDNA)のSFD製剤が、ベクターを含むpDNA製剤よりも高い遺伝子発現効果を示すという、興味深い知見を得た。LHAの分子量及びLHAと疎水性アミノ酸の混合比を最適化することで、遺伝子発現並びに吸入特性を大きく改善できた。同じ組成の遺伝子溶液では,高い遺伝子発現は認められなかった。</p>...

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  • 明日の創薬を先導する中分子「ペプチド」

    玉村 啓和 ファルマシア 57 (9), 791-791, 2021

    ...さらに、これらの分子量的に中間となる中分子が両者の長所のみを採用し、短所を補足すると考えられ、中分子であるペプチドはまさに日の目を見るようになってきた。中分子の特徴としては、高分子と同じく大きな界面で標的分子に結合することが可能であり、中分子のターゲットは豊富にあると考えられる。今後、ペプチドが中分子のメリットを生かして、明日の創薬研究を先導することを期待する。...

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  • ダイコン中の種々の成分のみかけの拡散係数

    渡邊 直子, 佐藤 瑶子 日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 13-, 2021

    ...一般的に分子量が大きいほど拡散係数は小さく、拡散しにくいと言われている。しかし、拡散物質の分子量と食材中の拡散係数の関係を調べた研究はみられない。そこで、本研究ではダイコンを用いて呈味成分および食品添加物として用いられる種々の成分の拡散係数を測定した。</p><p>【方法】試料は青首大根中央部とし、2 ㎝角に成型して用いた。...

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  • 抄紙工程における歩留剤,濾水剤の役割

    村田 奈穂, 境 健自, 林田 豪一 紙パ技協誌 75 (10), 891-896, 2021

    ...中でも水溶性合成高分子であるポリアクリルアミド系薬品は分子量やイオン性,電荷密度の調整が可能であり,代表的な薬品の1つである。</p><p>歩留剤,濾水剤の技術は中性抄紙化,抄紙機の高速化,クローズド化に対応するために,2液システムの開発,また様々な薬品設計の工夫・改良がなされ,発展してきた。しかし近年は高い古紙利用率に加え,低品質原料の利用によって汚れが増加し,歩留や濾水性が低下している。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献5件

  • 電子線グラフト重合法によるイオン交換膜の開発(第2報)

    佐々木 貴明, 永谷 剛, 高橋 沙季, 田柳 順一 日本海水学会誌 75 (1), 26-32, 2021

    ...電子線グラフト重合におけるポリエチレンフィルム中のラジカル挙動について評価した.ポリエチレンフィルムには,超高分子量ポリエチレン(UHMWPE),高密度ポリエチレン(HDPE),低密度ポリエチレン(LDPE),およびLDPE含有HDPEの4種類を選定した.これらのポリエチレンフィルムに電子線を照射し,発生するラジカルの濃度を定量した.すべてのポリエチレンフィルムにおいて,電子線照射量の増加にともない...

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  • APEGS法によるタンパク質パルミトイル化修飾の定量

    深田 正紀, 横井 紀彦, 深田 優子 電気泳動 65 (2), 41-45, 2021

    ...<p>パルミトイル化修飾は1970年代に報告された脂質修飾で,3量体Gタンパク質αや低分子量Gタンパク質HRas,シナプス足場タンパク質PSD-95等の細胞膜局在を決定する.パルミトイル化修飾は可逆性を有する唯一の脂質修飾であり,シグナル伝達における重要性が示唆されてきた.この10年余りで,パルミトイル化・脱パルミトイル化酵素が明らかになり,プロテオミクス解析によりパルミトイル化タンパク質が数千種類存在...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • メタボローム解析を用いたナイロン6粒子のムレミカヅキモに与える影響評価

    村田 里美, 鈴木 裕識, 桜井 健介, 山下 洋正 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), O-15-, 2021

    ...本研究ではモデル藻類であるムレミカヅキモを用いて、2種のポリアミド粒子(ナイロン6;Ny6、ナイロン12)と他4種類MPs(低密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン)が及ぼす影響を比較検討した。特にNy6がムレミカヅキモに及ぼす影響についてはメタボローム解析を行った。...

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  • 微生物によるオリゴエステルの分泌生産とウレタン材料化

    櫻井 徹生, 柘植 丈治 Oleoscience 21 (12), 525-529, 2021

    ...このオリゴエステルはPHA重合の過程で生じた低分子量体が菌体外に分泌されたものであり,高分子量のPHAとは異なり培養液上清から回収可能な発酵生産物である。筆者らはこのオリゴエステルが,バイオプラスチック合成の新しい構成単位,すなわちマクロモノマーとして活用できるのではないかと考え,その材料化に取り組んできた。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献12件

  • 血液浄化療法の考え方と臨床での腎毒性の経験

    志内 敏郎 日本毒性学会学術年会 48.1 (0), S18-1-, 2021

    ...</p><p> 尿毒症物質なかでも水溶性中分子量物質であるβ<sub>2</sub>-マイクログロブリン(β<sub>2</sub>-MG)は,その血中濃度高値がCKD患者の生命予後に影響し,透析関連アミロイドーシスの前駆蛋白質であることが知られている。...

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  • 高タンパク質摂取によるRat肝臓Aspartate Transaminaseの誘導

    阿部 真弓, 横山 恵, 佐藤 佳織, 阿部 友衣子, 青山 裕二 修紅短期大学紀要 41 (0), 1-7, 2021

    ...飼育ラットの肝臓の細胞質画分のSDS-PAGE分析でタンパク質パター ンを分析するとASTに相当する分子量44,000のタンパク質が高タンパク質食ラットで誘導されること がわかった。抗AST抗体を用いてWestern Blotを行うと、SDS-PAGEで認められた分子量44,000の タンパク質がASTであることが明らかになった。...

    DOI

  • 下水再利用施設における医薬品類の存在実態とNF膜およびRO膜処理による阻止特性

    山下 尚之, 黒瀬 由花子, 田中 宏明, 小林 憲太郎, 高畠 寛生 土木学会論文集G(環境) 77 (4), 112-121, 2021

    ...が200以下のEthenzamide,Acetaminophen,Caffeineの阻止率は95.8~97.9%となった.実験に用いたNF膜の医薬品類阻止率は,ほぼ阻止されない物質から99%以上の物質まで,幅広い阻止率が示されたが,分子量200~300の医薬品類について,アニオン性物質は他の電荷状態の物質と比較して高い阻止率が示された....

    DOI Web Site 参考文献39件

  • リン肥料利用効率向上を目的とした未利用資源の農業利用ー水溶性有機物によるリン不可給化抑制機構の解明ー

    高橋 裕太郎, 加藤 雅彦 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 32 (0), 195-, 2021

    ...本研究では未利用資源由来の分子量1,000以上の水溶性有機物(WSOM)による土壌へのリン収着抑制の程度を評価した。その結果、全てのWSOMにおいてリン収着抑制が認められ、土壌粒子とWSOM、リンの反応が均一に進むほどWSOMによるリン収着抑制の効果が向上すると示唆された。しかし、WSOM種によってリン収着抑制の程度が異なり、土壌へのWSOM由来の炭素吸着率のみでは説明できなかった。...

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  • 日常診療に潜むカルニチン欠乏症

    大竹 明 日本重症心身障害学会誌 46 (2), 221-221, 2021

    ...L-カルニチン(β-hydroxy-γ-tri-methylammonium butyrate: (CH3)3N+CH2CH(OH)CH2COO-)は、分子量161のビタミン様物質で、ヒト自身が生合成できるのは一日の必要量(60-200mg)の3割に過ぎず、残りを赤味の肉を中心とする食物から得ている。菜食主義者などにカルニチン欠乏の起こりやすい理由がここにある。...

    DOI 医中誌

  • O-4-01 カルニチンの腎排泄率を評価した重症心身障害児の1例

    鈴木 清高 日本重症心身障害学会誌 46 (2), 242-242, 2021

    ...はじめに カルニチンは、あらゆる生物の各組織に存在する分子量約161.20の低分子水溶性化合物であるが、その約25%は、肝臓、腎臓、脳などで生合成される。カルニチンはトランスポーターであるOCTN2を介して、腸からの吸収・腎尿細管からの再吸収・筋細胞への取り込みが行われる。また、血清アシルカルニチン濃度(AC)/血清遊離カルニチン濃度(FC)比は、カルニチン代謝の評価に有用とされる。...

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  • 多糖類は吸収されるのか? クコシ由来多糖類の免疫調節機能と膜透過性

    室賀 翔太 ファルマシア 57 (2), 148-148, 2021

    ...検討する場合,<i>in</i> <i>vitro</i>試験と<i>in</i> <i>vivo</i>試験を組み合わせて評価されることが多い.その際,<i>in</i> <i>vitro</i>試験で有効性を示す生薬が<i>in</i> <i>vivo</i>試験でも効果を発現するには,有効成分が体内に吸収され,標的部位に適切な濃度で到達することが必要である.しかし,消化管からの吸収は化合物の分子量...

    DOI 医中誌

  • ステイン除去および沈着防止に最適な鎖長の無機ポリリン酸による脱灰抑制効果

    田中 智久, 寺島 実華子, 池谷 侑紀, 川添 祐美, 柴 肇一, 真鍋 厚史 日本歯科保存学雑誌 64 (2), 107-115, 2021

    ...歯磨剤に一般的に使用される3つのリン酸塩残基が重合したトリポリリン酸塩と重合度60のpolyPでは, polyP9.7前後の分子量のpolyPと比較して着色の除去および沈着防止効果の両方が低いことがわかった. また, polyP9.7で処理された象牙の表面は, リン酸エッチングによる脱灰が抑制された....

    DOI 医中誌

  • 分子糊型タンパク質分解薬のスクリーニング技術

    友重 秀介 ファルマシア 57 (5), 411-411, 2021

    ...することでその高次構造を変化させ,他のタンパク質との相互作用を誘導する化合物の総称である.なかでも,タンパク質分解系に関与する分子糊は相手タンパク質の分解も誘導するため,分子糊型タンパク質分解薬(以下,分子糊型分解薬)として注目されている.タンパク質分解薬としてはproteolysis targeting chimeras(PROTACs)が有名だが,PROTACsは2つの薬剤の連結分子であるため分子量...

    DOI 医中誌

  • COVID-19感染妊婦の凝固障害

    小林 隆夫 日本血栓止血学会誌 32 (5), 600-606, 2021

    ...19は凝固障害をきたすので,妊婦ではDダイマー,血小板数,FDPs,フィブリノゲンなどを定期的に測定する.妊婦を敢えて特別扱いする必要はないが,妊婦は過凝固状態であるためCOVID-19に罹患すると一層静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism: VTE)リスクは高くなる.VTEリスクを充分に評価したうえで,理学的予防法やヘパリンによる抗凝固療法を行う.抗凝固療法としては海外では低分子量...

    DOI Web Site 医中誌 参考文献12件

  • 消散監視機能付き水晶振動子マイクロバランス(QCM-D)を用いた表流水中バイオポリマーの膜ファウリングポテンシャル評価

    小野 順也, 永井 梨奈, 冨永 勘太, 羽深 昭, 木村 克輝 土木学会論文集G(環境) 77 (7), III_321-III_328, 2021

    ...<p> 膜を用いた浄水処理には従来の処理と比較して様々な利点がある一方で,膜ファウリングが大きな問題となる.近年の研究においてバイオポリマーと総称される高分子量親水性有機物が膜ファウリングの発生に強く関与することが示唆されている.本研究では特徴の異なる複数の原水よりバイオポリマーを回収・精製し,これらが発生させる膜ファウリングの差異について検討した.バイオポリマー濃度を統一して実施した膜ろ過試験では...

    DOI Web Site 参考文献24件

  • 敗血症性AKIにおける前希釈CHF

    千原 伸也, 巽 博臣, 升田 好樹 日本急性血液浄化学会雑誌 11 (2), 85-91, 2020-12-01

    ...一方,小〜中分子量物質に対するクリアランスは後希釈法が優れていたが,敗血症の病態と関連する大分子量物質のクリアランスは両希釈法で差はなかった。敗血症性AKIでは生体適合性や物質クリアランスの面からも前希釈CHFを選択すべきである。国内においては前希釈CHFを施行可能なコンソールの販売が開始されたことから,今後は,より病態に応じたCHFの施行法を確立していきたい。</p>...

    DOI Web Site 医中誌

  • シランカップリング剤の分子量が 表面処理層の化学吸着率におよぼす影響

    中村 充, 橋口 千聖, 寺尾 俊輝, 真鍋 圭, 小池 一歩, 矢野 満明, 平井 智康, 藤井 秀司, 中村 𠮷伸 Journal of The Adhesion Society of Japan 56 (12), 472-479, 2020-12-01

    ...シランカップリング剤の高分子量化による化学吸着率の改良について検討した。アミノ基含有シランカップリング剤では,3-アミノプロピルトリエトキシシランに対して高分子量のアミノエチルアミノオクチルトリメトキシシランは,化学吸着率が向上した。ハイドロカーボン型では,低分子量体も高分子量のデシルトリメトキシシラン( DTMS) も化学吸着率が低かった。...

    DOI Web Site Web Site 参考文献7件

  • 擬ポリロタキサンを開始剤にしたラクチドの重合による 新しい分岐ポリマーの合成

    チェ ジェヨン, 網代 広治 ネットワークポリマー論文集 41 (6), 226-236, 2020-11-10

    ...PEG は数平均分子量1500 および6000 のものを用いたところ,溶解性の差が観測された。また,α-CD とγ-CD を利用することで,貫通するPEG 軸の数を変化させることを試みた。これら調製された擬ポリロタキサンおよび分岐ポリマーは<sup>1</sup>H NMRおよびSEC分析によって確認し,熱重量分析によって耐熱性を比較した。</p>...

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  • ペプチド化学特集にあたって

    林 良雄 MEDCHEM NEWS 30 (4), 177-179, 2020-11-01

    ...<p>最近、創薬を取り巻く環境の変化の中で、分子量500~2000程度のペプチドが新たな創薬モダリティとして注目されている。本特集では、このペプチド創薬を支える最新のペプチド合成化学を取り上げた。...

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  • 生体分子量子化学計算プログラム「PAICS」の紹介

    石川 岳志 アンサンブル 22 (4), 345-349, 2020-10-31

    <p>近年,計算機の発展に伴い生体分子のような巨大分子に関しても,非経験的な量子化学計算が実行されるよ うになってきた.中でもフラグメント分子軌道(FMO)法は,計算対象を比較的小さなフラグメントに分割 することで計算量を大きく下げることに成功し,様々な応用研究に利用されている.これまで国内を中心に, FMO …

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  • 文化財修復用アルコキシシランの 補強性改良

    中村 充, 中根 悠太, 鶴田 浩章, 伊藤 淳志, 吹田 浩, 末森 薫, 平井 智康, 藤井 秀司, 中村 吉伸 Journal of The Adhesion Society of Japan 56 (10), 397-402, 2020-10-01

    ...3 種類の分子量のメチルトリメトキシシランのオリゴマーの効果を,市販の石材強化剤であるWacker 社のOM50 等と比較した。有機錫系触媒を加えたオリゴマーで豊浦標準砂を固化させた試験片の圧縮試験では,OM50 以上の凝結力を示し,分子量にともなって凝結力がより向上した。OM50 へのオリゴマーの添加も凝結力向上に効果があった。...

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  • 高分子の化学・ステップアップ編

    荻野 賢司 化学と教育 68 (9), 380-383, 2020-09-20

    ...低分子の有機化合物にはない特性としての分子量分布や共重合体の組成分布などの「分子間不均一性」についても紹介する。</p>...

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  • Effect of pgsE expression on the molecular weight of poly(γ-glutamic acid) in fermentative production

    Fujita, Ken-Ichi, Tomiyama, Takashi, Inoi, Takahiro, Nishiyama, Takashi, Sato, Eriko, Horibe, Hideo, Takahashi, Ryosuke, Kitamura, Shinichi, Yamaguchi, Yoshihiro, Ogita, Akira, Tanaka, Toshio Polymer Journal 53 (2), 409-414, 2020-09-18

    ...一方、PgsB、PgsC、PgsA、およびPgsEの4つのタンパク質で生産されたPGAは高粘性を示し、その分子量も2,900,000であることが判明しました。以上の結果より、PgsEは、PGAの分子量を大幅に向上させ、納豆をネバネバにさせる主因である可能性が示唆されました。...

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