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 ハピライン 越前市の新駅  「しきぶ駅」に名称決定

2024年2月9日 05時05分 (2月9日 05時05分更新)

 北陸新幹線の県内開業後、並行在来線(現JR北陸線)の運行を引き継ぐ「ハピラインふくい」は8日、福井市内で取締役会を開き、越前市内に設置する新駅の駅名を「しきぶ駅」とすることを正式に決めた。
 会合後、小川俊昭社長は本紙の取材に「人物名にちなむ駅名は斬新。地域の歴史や文化を表しており、末永く親しんでもらえる」と述べた。
 新駅は王子保-武生間に設置され、2025年春の開業を予定している。近くにはNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送で脚光を浴びる「紫式部公園」がある。
 駅名は越前市が公募し、516件(313案)の応募があった。市の選定委員会で「しきぶ駅」を候補に決め、昨年12月にハピラインに採用を要望していた。
 ハピラインの新駅は福井-森田間、武生-鯖江間でも設置が検討されている。 (玉田能成)
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 山田賢一越前市長は「駅周辺は武生商工高校や紫式部公園、紫ゆかりの館など風情を感じる施設があり、『しきぶ駅』が中心となる地域づくりを住民や高校生らと考えていきたい」とコメントした。

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