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貴景勝、3勝8敗と振るわず 夏場所前の横審稽古総見

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大相撲夏場所(12日初日・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)の稽古総見が6日、東京・両国国技館内の相撲教習所で一般に非公開で行われ、右上腕に負傷を抱える横綱白鵬を除く三役以上の申し合いで、新大関貴景勝は3勝8敗と振るわなかった。横綱鶴竜らを押し切れずにつかまる内容が目立った。

夏場所への出場が不透明な白鵬は四股やてっぽうで汗を流し、ぶつかり稽古で貴景勝らに胸を出した。鶴竜は9勝3敗で上々。大関豪栄道は10勝3敗で、大関高安は5勝11敗と精彩を欠いた。

貴景勝について、横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「これから調子を上げてきてくれると思う」と話し、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「押し相撲は稽古場でたいして強くないものだ。ただもうちょっと前に持っていく相撲があってもいい」と評した。〔共同〕

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