米航空2社が合併承認 世界最大手が誕生へ 米メディア報道
ユナイテッドとコンチネンタル
【ニューヨーク共同】米航空3位のユナイテッド航空の親会社UALと同4位のコンチネンタル航空がそれぞれ2日、取締役会を開き、両社の合併を承認した。米メディアが報じた。3日にも正式発表する。当局の承認が得られれば、最大手のデルタ航空を抜き、世界最大級の航空会社が誕生する。合併後の社名はユナイテッドとする。
米航空会社は競争激化や燃料費高騰で苦戦しており、両社は合併で経営効率化を進め、勝ち残りを目指す。今後、世界規模で航空再編が加速する可能性がある。
米航空大手は新ユナイテッド、デルタ航空、アメリカン航空、USエアウェイズの4社体制となる。
合併後の本社は、現在ユナイテッドが本拠を置くシカゴとし、会長に同社の最高経営責任者(CEO)のティルトン氏が、CEOにはコンチネンタルCEOのスマイゼック氏が就く。
ユナイテッドはUSとも合併交渉を進めていたが4月下旬にUSとの交渉を打ち切ったことが明らかになっている。