ブラジルのクラブ火災、逮捕者4人に 死者数を再修正
【リオデジャネイロ=共同】ブラジル南部サンタマリアで起きたナイトクラブ火災で、地元警察は28日、クラブ経営者2人と出火原因となった花火を使用したバンドメンバー2人の計4人を逮捕した。死者数は231人にさらに修正され、負傷者数は82人という。地元メディアが伝えた。
逮捕の理由はいずれも出火や被害拡大の原因究明に必要な事情聴取のためで、容疑内容は未確定だという。定員を大幅に上回る約2千人の客が店内にいたほか、違法営業の疑いが浮上し、警察は安全対策に不備があったとみて捜査を進める。
警察は当初、死者数を245人と発表した後、233人に修正していた。27日未明、クラブで行われた大学生のパーティーでバンドメンバーが花火を使い、天井に引火。逃げ遅れた多数の若者らが煙を吸って死亡した。