国土交通省が、広島県東広島市内を東西に通る国道2号西条バイパスの全11・3キロのうち、暫定2車線の92キロの4車線化に着手する方針を固めたことが24日、分かった。3月19日に全線開通する東広島・安芸バイパスとも接続し、広島市と東広島市の交通アクセスが一段と向上する見通しだ。

 複数の関係者によると、国交省は近く2023年度の新規事業化の候補地に西条バイパスを選ぶ予定だ。有識者の意見を踏まえ、3月末にも正式に採択する見込みという。

 4車線化するのは下三永―八本松の区間。上三永―下三永(21キロ)と合わせて全線が4車線になる。現時点で事業費は約270億円と想定している。

 西条バイパスは