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土俵に別れを告げた日

元小結和歌乃山 辛抱強く努力(2005/8/11)

 日本相撲協会は11日、元小結和歌乃山(33)=本名西崎洋、和歌山県出身、武蔵川部屋=の引退と年寄「山分」襲名を発表した。

 中学時代に全国大会3位の実績。曙、貴乃花と同期の1988年春場所に初土俵を踏み、91年の名古屋場所で新十両、92年夏場所で新入幕。2001年春場所に新三役。しぶとい押し相撲で活躍した。糖尿病を患い不振の時期もあったが、29場所ぶりに再入幕を果たすなど辛抱強く努力を重ねた。通算の幕内在位は32場所で三賞は1度受賞。 名古屋場所は西十両6枚目で、3勝12敗と大きく負け越していた。

 ◇若貴や曙と同期生

 8月11日に引退し、年寄「山分」を襲名した元小結和歌乃山(33)は秋場所2日目の9月12日に引退会見を開いた。貴乃花、若乃花、曙らとともに1988年春場所に初土俵。「同期生との対戦が思い出に残る」と17年半に及ぶ現役時代を振り返った。糖尿病を患った時期もあったが、29場所ぶりに再入幕を果たすなど努力を重ねた。

 今後は「指導者として辛抱強く、耐えることを教えたい」と語った。

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