吉川貴盛・元農相が控訴断念…鶏卵事業巡る収賄、執行猶予付き有罪判決が確定へ

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 鶏卵事業を巡る汚職事件で、収賄罪に問われ、東京地裁で有罪判決を受けた吉川貴盛・元農相(71)が8日夜、控訴の断念を表明した。検察側も控訴しない方針で、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円(求刑・懲役2年6月、追徴金500万円)とした1審判決が確定する。控訴期限は9日だった。

吉川貴盛・元農相
吉川貴盛・元農相

 5月26日の東京地裁判決によると、吉川被告は農相だった2018年11月~19年8月、大手鶏卵会社「アキタフーズ」(広島)の秋田 善祺よしき 前代表(88)(贈賄罪などで有罪確定)から、東京都内のホテルや大臣室で3回にわたり、計500万円を受け取った。

 吉川被告は公判で無罪を主張しており、8日夜に弁護人を通じて出したコメントでも「事実と異なる内容を認定した判決には大いに不満が残る」とした。一方で「体調も芳しくなく、これ以上、関係者の皆様にご心配やご迷惑をおかけすることはできない。こうした事情に かんが み、控訴を断念する」と表明した。

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3068157 0 社会 2022/06/09 00:04:00 2022/06/09 05:36:52 2022/06/09 05:36:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/06/20220608-OYT1I50218-T.jpg?type=thumbnail

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