【香川―愛媛】6回から2番手で登板し、好救援した香川の四戸=レクザムBP丸亀
四国アイランドリーグplusは17日、丸亀市金倉町のレクザムBP丸亀などで2試合があった。開幕から1分けを挟み3連敗中の香川オリーブガイナーズは、左右3投手の継投で愛媛マンダリンパイレーツに1―0で零封勝ちし、今季初勝利をつかんだ。
香川は投手陣が愛媛打線を散発3安打に封じた。先発の左腕谷口は5回を64球とテンポのいい投球で2安打に抑え、六回から登板した右腕四戸は3回を投げて被安打1。九回は右腕又吉が三塁多賀の失策などで1死一、二塁とされたが、後続を一直、遊ゴロに打ち取って得点を許さなかった。
打線は一〜三回に三塁まで走者を進めながら無得点とつながりを欠いたが、六回に素川、クリスの連打などでつくった1死二、三塁から三好が決勝の中犠飛を放った。
▽レクザムBP丸亀
愛媛000000000―0
香川00000100×―1
▽勝 四戸2試合1勝
▽S 又吉4試合1S
▽敗 樽見2試合2敗
▽二塁打 素川、岡村(愛)▽盗塁 新井、太田、妹尾▽失策 三好、多賀▽暴投 樽見▽与死球 樽見(宋r均)
▽試合時間 2時間28分
3投手継投、1点死守
接戦を何とかものにした。香川は投手陣が1点のリードを死守し、今季5試合目でようやく初白星。西田監督は「ほっとした。一つ勝つのがこんなにしんどいとは」と苦笑いで振り返った。
回を追うごとに緊張感が増す僅差の展開で、救援陣の投球がチームに勝利の流れを呼び込んだ。
中でも快投したのは、愛媛から移籍後初勝利をつかんだ四戸だ。昨季まで4シーズン所属した古巣を相手に「気持ちが高ぶった」と22歳。140キロ台中盤の直球と切れのあるフォークを軸に六〜八回を無失点に抑え、「指先の感覚が良く、思った以上に腕も振れた」と納得の表情だった。
投手陣の活躍が光った一方、野手陣は序盤の好機を逃し、守備も2失策と課題は尽きない。19日からの4日間は、22日の徳島とのダブルヘッダーを含めて5連戦。唯一打点を挙げた三好は「まず一つ次も勝つ。攻守に細かい部分を修正していく」と言葉に力を込めた。