「控訴審での無罪確信」 籠池被告が学園理事長に復帰

森友学園の理事長に復帰したことを明らかにした籠池泰典被告(中央)=4日午後、大阪市北区
森友学園の理事長に復帰したことを明らかにした籠池泰典被告(中央)=4日午後、大阪市北区

民事再生中の学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)は4日、大阪市内で記者会見を開き、5年前に辞任した籠池(かごいけ)泰典被告(69)=詐欺罪で公判中=が3月14日付で理事長職に復帰したと明らかにした。

籠池被告は、大阪府豊中市の旧国有地で学園が目指していた小学校の開設をめぐり、補助金を不正受給した罪で起訴された。公判では無罪を主張したが、1審で懲役5年の実刑判決を受け、今月18日に大阪高裁で控訴審判決の言い渡しが予定されている。

会見で籠池被告は「控訴審での無罪を確信し、法人の立て直しに注力するため理事長職に復帰した」と説明している。

籠池被告は、小学校開設を断念した責任を取るとして理事長を辞任し、平成29年4月から長女の町浪(ちなみ)氏が引き継いでいた。

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