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参院広島選挙区の再選挙は25日、投開票が行われ、諸派の新人・宮口治子氏(45)(立憲民主、国民民主、社民各党推薦)が初当選を決めた。
再選挙は、2019年参院選を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反(買収など)で有罪が確定した河井案里氏(自民党を離党)の当選無効に伴って行われた。
宮口氏のほか、自民党新人の元経済産業省職員・西田英範氏(39)(公明党推薦)ら、新人計6人が立候補していた。
選挙戦では「政治とカネ」の問題が大きな争点となった。自民は、街頭などで事件との「決別」を訴えたが、19年参院選で菅首相(当時は官房長官)が河井氏を支援した経緯もあり、首相は応援に入らなかった。
一方、野党は立憲民主党の枝野代表らが繰り返し、てこ入れを図り、自民批判を展開して保守層を取り込んだ。