切れで勝負できる投手に　水上（四国学院大）西武と仮契約　プロ野球

　西武から育成5位で指名を受けた四国学院大の水上由伸投手（22）＝176センチ、81キロ、右投げ右打ち、長野県出身＝の入団が16日、決まった。丸亀市内のホテルで西武の渡辺智男育成・アマチュア担当チーフ補佐らと入団交渉し、支度金350万円、年俸400万円で仮契約した。

　渡辺チーフ補佐と会見に臨んだ水上は「このような日を迎えられ、さらに実感が湧いた。育成からはい上がり、少しでも早くチームに貢献したい」と改めて決意を語った。

　理想の投手像については「球速以上に切れで勝負できる投手になりたい」とした上で、「打者の内角を強気に突くのも自分のスタイル。気持ちでは負けない」と力を込めた。

　この日、両親も長野から駆け付け、会見を見守った。元高校球児だった父親の俊孝さんは「家族旅行にバットとグローブを持っていく子だった。ずっと目標だったプロの世界で思い切り力を試してほしい」とエール。水上は「テレビで活躍する姿を見せたい」と笑顔で恩返しを誓った。

　入団発表の日程は未定。