メッシ、1試合5ゴールの衝撃 離れ業で代表通算86ゴール、“名手”を抜いて世界歴代4位浮上

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:ロイター】
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:ロイター】

エストニア戦で全5得点、クラブも含め得点・アシストの合計1100到達で史上初の選手に

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが現地時間6月5日、国際親善試合のエストニア戦(5-0)で全5得点を1人で叩き出した。これによりメッシは代表通算得点を「86」まで一気に伸ばし、ハンガリーの名手FWフェレンツ・プスカシュ氏を抜いて世界歴代4位に浮上。また、キャリアを通じてゴールとアシストの合計が「1100」に到達した史上初の選手となった。ブラジルメディア「UOL」が報じている。

 フィナリッシマ(欧州王者対南米王者による新たなカップ戦)の初代王者となったアルゼンチン。その中心にいるメッシが新たな歴史を作った。

 スペインで行われたエストニアとの親善試合に先発したレフティーは前半8分にPKで先制ゴールを決めると、前半終了間際の45分に2点目をゲット。後半開始早々の2分にも再び得点し、ハットトリックを記録した。それだけでは終わらず、同36分、41分にも立て続けに得点を奪って1試合5得点の離れ業を成し遂げた。

 チームの全得点を1人で叩き出す圧巻のパフォーマンスを見せたメッシは代表通算得点を「86」まで伸ばし、プスカシュ氏(84得点)を抜いて世界歴代4位に浮上した。世界最多はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの117得点で、以下イランの英雄アリ・ダエイ氏の109得点、マレーシアのモクタル・ダハリ氏の89得点と続く。

 さらにメッシはクラブチームも含めたキャリア通算での成績が769得点331アシストとなり、この2つの合計が「1100」に到達した歴史上初の選手になったという。自ら得点を決めるだけでなく、チームメイトのゴールを演出する技術にも長けたメッシだからこその偉大な記録と言えるだろう。

 今季は新天地PSGで苦戦も強いられたメッシだが、その輝きはまだまだ色褪せることはないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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