DCM、同業のカンセキと資本業務提携 PBを共同開発
ホームセンター大手のDCMホールディングス(HD)は12日、栃木を中心にホームセンターなどを展開するカンセキと資本業務提携すると発表した。DCMのプライベートブランド(PB)商品をカンセキに供給するほか、PB商品の共同開発などで両社の収益向上につなげる。
DCMHDはカンセキが実施する第三者割り当てによる自己株式処分を引き受け、議決権比率で6・8%を取得する予定。取得額は約9億円だ。
DCMHDは2006年にカーマ、ダイキ、ホーマックが経営統合して発足。15年にサンワドー、16年にはくろがねやを完全子会社化するなど活発なM&A(合併・買収)を通じて規模を広げ、足元では37都道府県に670店舗を展開する。
ただ栃木県には出店しておらず、栃木県を主な商圏として店舗を展開するカンセキを提携先に選んだ。カンセキへのPB商品の供給などを通じて顧客基盤の拡大にもつなげたい考えだ。
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