自民・二階俊博氏、3年間で書籍代3500万円の不思議「家1軒分」「読書家ぶりに驚き」

政策活動費のあり方が今国会の争点に浮上する中、自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で約3500万円の書籍代を支出していたとして「図書館を丸々買ったのか」などとSNS上で波紋が広がっている。二階氏の書籍代を巡っては立憲民主党の藤岡隆雄衆院議員が8日の衆院予算委員会で取り上げた。

藤岡氏は二階氏の書籍代について、林芳正官房長官に対し「家一軒建つくらいの書籍代が支出された。いったい何万冊が購入されたのか」と説明を求めたが、林氏は「個々の政治団体の収支報告書の内容について確認を求める立場にない」と応じなかった。

これに対し、共産党の羽鳥大輔東京都中野区議はX(旧ツイッター)に「図書館の図書購入費くらいですね。その読書家ぶりに驚きを禁じ得ません」と投稿。Xでは「自分の本代は一生で3500円くらいだ」「どんな読書家が一生かけても読み切らない」など〝突っ込み〟のコメントが相次いでいる。

政策活動費は政党が政治家個人に支出する政治資金で、使途公開の必要がない。自民は二階氏に5年間で約50億円を支出している。(奥原慎平)

自民、二階氏を聴取 政治資金不記載

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