俳優の唐沢寿明さんが4月からスタートする「TAKE FIVE」で、「輝け隣太郎」以来18年ぶりにTBSの連続ドラマに主演することが8日、明らかになった。大学教授でありながら大泥棒集団「TAKE FIVE」のメンバーでもあるという“二つの顔”を持つ男・帆村正義を演じ、松雪泰子さん、松坂桃李さん、倍賞美津子さん、稲垣吾郎さんといった“主役級”の役者陣が脇を固める。唐沢さんは「今まで演じたことのないジャンルなので、作品全体がどんなふうにでき上がるのか、正義がみなさんの目にどう映るか、とても楽しみ」と語り、共演者についても「それぞれが非常に個性のある役柄なので、演技のかけあいが今から楽しみです」と期待を寄せている。
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唐沢さん演じる正義は、20年前まで父親とともに史上最強の窃盗団「TAKE FIVE」のメンバーだったが、ある事件をきっかけに引退。都内の大学で心理学の教授として真っ当な生活を送っていたが、ある日、謎のホームレスの女から渡されたレオナルド・ダ・ビンチの名画の写真をきっかけに、再び5人の仲間を集め「TAKE FIVE」を結成する。同窃盗団は“悪いやつらから大金をせしめる”という風変わりなポリシーを持ったちょっと憎めない集団という設定で、ドラマではメンバー内の友情や恋愛模様も描かれるという。
謎のホームレスの女役を倍賞さん、「TAKE FIVE」のメンバーとして、警備会社の社員・新美晴登役を松坂さん、警察官・岩月櫂役を稲垣さんが演じる。また、同局の連ドラ出演は「砂の器」以来9年ぶりという松雪さんは、警察官だった父が窃盗事件をきっかけに自殺したことから窃盗行為を心から憎み、「TAKE FIVE」と対峙(たいじ)する刑事・笹原瑠衣という役どころ。松雪さんは「スピード感あり、人情あり、ユーモア、そしてアクションあり、かなりいろんな要素がつまったドラマ」と同作を評し、「唐沢さんをはじめユーモアがあって楽しい方ばかりなので、お芝居の上でもどんな化学反応が生まれるか楽しみにしています」とコメントを寄せている。
「TAKE FIVE」は、「ATARU」や「相棒」の脚本家・櫻井武晴さんが手がけるオリジナルストーリー。ほかに、六角精児さん、入江甚儀さん、千葉雄大さん、福田彩乃さん、でんでんさんらも出演する。(毎日新聞デジタル)
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