アフガン暫定大統領を宣言 ガニ氏逃亡でサレー第1副大統領

アフガニスタンのサレー第1副大統領は17日、ツイッターで「私が正統な暫定大統領だ」と宣言し、首都カブールを掌握したイスラム主義組織タリバンと徹底抗戦する考えを示した。ガニ元大統領が15日に国外逃亡したため、憲法上は第1副大統領が職務を引き継ぐことになる。

サレー氏の詳しい所在地は不明だが、2001年の米中枢同時テロ直前に暗殺された国民的英雄、マスード司令官の息子アフマド・マスード氏と共に北東部パンジシール州に潜伏中との情報がある。

サレー氏はタリバンがカブールに進攻した15日、ツイッターに「いかなる状況でもタリバンに屈することはない」と書き込んでいた。

パンジシール州はマスード司令官の出身地。反タリバン勢力が結集して抵抗運動の拠点になる可能性がある。タリバンはパンジシール州以外は、ほぼ制圧した。(共同)

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