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8つの神様で新春ご利益めぐり

●御利益巡りで一味違った初詣でを!

  さあ、新しい年、2005年の幕開けです。初ドライブの行き先は、玉名(たまな)郡三加和町(みかわまち)。この町には、御利益があると名高い、8つの神様が祭られているとのこと。熊本市の中心部から車で約1時間。親子でワイワイおしゃべりをしているうちに、手足の神様「立山の足手荒神(たてやまのあしてこうじん)」に近い三加和町役場に到着。ここから三加和町御利益巡りをスタートすることにしました。

●手足の神様「立山の足手荒神」

手足の神様「立山の足手荒神」
手足の神様「足手荒神」
  三加和町役場に車を止めて歩くこと約5分。「手足の神様」である「立山の足手荒神」に着きました。木々に囲まれた敷地に足を踏み入れた途端、不思議と心が安らかになるのを感じました。石の祠(ほこら)の前には白い水がわく小さな池があり、その水を手足に掛けると御利益があるそうです。わたしは、年々痛みが増している両親のひざが楽になるようにと祈りました。



●耳の神様「柳川由布大炊助(やながわゆふおおいのすけ)の墓」


耳の神様「柳川由布大炊助の墓」
耳の神様
「柳川由布大炊助の墓」

 さらに車で5分ほど走り、「耳の神様」である「柳川由布大炊助の墓」へ。この神様のご神体はお墓です。今から400年ほど前の肥後国衆一揆の際に、騎馬大将として先頭に立った耳の不自由な武将、由布大炊助を祭ってあります。大炊助の家来の「危のうござる!」という叫びが聞こえず、敵の矢に射抜かれて討ち死にしてしまった彼の悲報を聞き、村人たちが墓を建て、代々、丁重に供養を続けてきました。その墓が「耳の神様」として現在に至っているそうです。わたしの娘たちは、ここで熱心に目を閉じ、手を合わせていました。耳が不自由な祖父を思って祈っていたのでしょう。


●命助けの神様「遠野立神石祠(とおつけりゅうじんいしほこら)

命助けの神様「遠野立神石祠」
命助けの神様
「遠野立神石祠」

 続いて石が祭られた「命助けの神様」である「遠野立神石祠」へ。生死にかかわる病気の時、一生に一度だけ平癒を願えば、必ずかなえられるそうです。「できればそんな日が来ないように祈りたいね」と家族で話しながら、祠(ほこら)を後にしました。


●歯の神様 

歯の神様
歯の神様

 「歯の神様」までは、「命助けの神様」から車で2分ほど走ったところにある古閑の公民館に車を置き、さらに2〜3分ほど歩きました。サラサラという小川のせせらぎを聞きながら歩いていると「歯の神さんに行くとね?甘か(甘い)お菓子ば(を)食べ過ぎて、虫歯になったと(の)だろ?」と落ち葉を掃いていたおじいさんに言われて娘たちはドッキリ。そんな出会いも楽しみながら少し進むと、「歯の神様」に到着です。祭ってある歯の形によく似た石に、白砂か米をお供えすると、歯のうずきが不思議と治まるそうです。「うちの近くにこの神様がいてくれるといいのになぁ」と話す子どもたちでした。


●性・腰の神様「七郎神塩井谷(しちろうじんしおいだに)神社」

性・腰から下の神様「七郎神塩井谷神社」
性・腰の神様
「七郎神塩井谷神社」

 次の七郎神塩井谷神社は「性・腰の神様」。子どもたちが、「わ〜っ、ゾウさんの鼻がいっぱいだよ!なんでかなぁ?」と大騒ぎ。よく見ると男根の作り物がたくさんありました。祠(ほこら)の周りには、子宝祈願、夜尿症の治癒、縁結びなどを祈った人たちからたくさんの喜びの声、お礼の声が寄せられていて、かなりの霊験があることを物語っていました。


胃の神様

胃の神様
胃の神様

 さらに、歩いて自然道の上り坂の頂上にある石祠「胃の神様」へ向かいます。森を抜ける急な坂道を上るのですが、多くの人が参拝しているらしく、道はしっかりと踏み固められていました。祠へ向かう道の途中には池があり、胃の病の治療祈願の際には、この池にドジョウをお供えする習わしがあったそうです。のぞいてみましたが、この日は、ドジョウの姿は見えませんでした。


●いぼの神様

イボの神様
いぼの神様

 続いて、車に乗り込み、「いぼの神様」へ。国道443号を南関町の方に向かって走っていると、道路の右側に突然、大きな石が現れ、びっくりさせられました。地元の人からは「いぼ石さん」と呼ばれるいぼの神様です。



目の神様「岩本宮(いわもとぐう)」

目の神様
目の神様「岩本宮」

 いよいよ御利益巡りもあと一つ。最後に目の神様である「岩本宮」へ向かいます。道路から少し入ったところにある石の墓でした。この地で亡くなった武士の墓で「岩本宮」と呼ばれています。無病息災・家内安泰の祈願所としてたてまつり、特に目の病に霊験あらたかな神様として祭るようになったそうです。
 

  今回は、八つもの神様を拝んできましたが、特別な信仰心を持たないわたしでも、手を合わせているうちに安らぎを感じました。昔から受け継がれている「人間の力を超えた、目には見えないものを信じ、その御利益をありがたく思いながら謙虚な気持ちで祈る心」を、後世までぜひ残しておきたいものだと感じた一日でした。



◎読者リポータープロフィル
くらさん親子 ペンネーム:くらさん(宇土市)
 おいしいものと楽しいことを探して家族で出掛けることが多いという「くら」さん。
 今はハーブ栽培と、育てたハーブを使ってのお菓子・パン作りに凝っています。
八つの神様御利益巡りMAP

 
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