【香川―徳島】香川でのラスト登板で力投するマエストリ=レクザムスタジアム
四国アイランドリーグplusは7日、香川県高松市生島町のレクザムスタジアムなどで2試合を行い、香川オリーブガイナーズは徳島インディゴソックスに5―8で競り負けた。
香川は2点を先制された直後の二回、星野の2点適時二塁打で追いつき、三回に桜井の犠飛で勝ち越したが、四回に先発の左腕中野が山城に2打席連続弾を浴びるなどして逆転された。
九回は5番手の伴が2死満塁から走者一掃の二塁打を許して8―4。打線はその裏、相手投手の制球難に乗じて1点を返すにとどまった。
▽レクザムスタジアム
徳 島
020200103―8
021000011―5
香 川
▽勝 岩根19試合2勝2敗1S
▽S シレット11試合1勝1S
▽敗 中野10試合1敗
▽本塁打 山城4号(2)、5号(1)(徳)
▽二塁打 星野、中村2、神谷▽盗塁 アレックス、大谷龍、ペレス▽捕逸 山城▽暴投 ジェイソン3▽ボーク ジェイソン▽与死球 岩根(涌嶋)中野2(中村、大谷真)
▽試合時間 3時間29分
▽松山中央公園
高 知
100000000―1
00101100×―3
愛 媛
(高)山崎、雄晴―屋宜(愛)デイビット、入野、河原―宏誓
マエストリ、ラスト登板
香川は新戦力の19歳左腕を先発に立て、右肘痛の桜井を先発で初めて左翼の守備に就かせるなど、育成とチーム再構築を主眼に置いたオーダー。終盤までシーソーゲームだったものの最後は徳島に突き放され、西田監督は「後期は中野や渡辺、伴らの育成もしないといけない。(勝敗に)一喜一憂しないで、我慢して見てほしい」とファンに理解を求めた。
見どころは多かったが、何と言っても観客の注目を集めたのはオリックス入りが決まった守護神、マエストリのラスト登板。四回無死一塁から中野の救援としてマウンドに立ち、適時打を許したものの五、六回は147キロの直球を投じるなどして無難に抑えた。
試合終了後のセレモニーでは「短い時間でしたが、ありがとうございました。オリックスに行っても頑張るので応援をお願いします」と日本語であいさつ。ナインから胴上げされた背番号99は、コンコースで長蛇の列をつくったファンにサインするなどサービスに努め、香川で最後の試合を終えた。