女優の黒木メイサが、15日放送のテレビ朝日系ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第10話（後9：00）に妊婦役でメインゲストとして出演することがわかった。主演の米倉涼子とは初共演となる。自身も第2子を妊娠中の黒木は、米倉から「おめでとう」と祝福され、温かく迎えてくれた心遣いに感謝。「今回演じる十希子は、私自身と同じ妊婦。自分の子どもの命を優先しようとする彼女の姿勢には共感します」と真摯（しんし）に役と向き合っていた。

　黒木が演じる十希子は、中国の大財閥に嫁いだ女性。出産のため、フリーランスの天才外科医・大門未知子（米倉）がいる「東帝大学病院」に入院するが、心臓疾患を発症しており、このまま妊娠を継続すれば母体の命が危険にさらされることが判明する。自分と我が子の命を天秤にかけるという残酷な状態の中、十希子は迷わず子どもの命を優先し、出産を決意。未知子は両方の命を救う道を模索するが、非情にも“さらに残酷な事実”が突き付けられる。

　「十希子は私自身とは違って、心臓に疾患がある女性なんです。そこも含めた彼女十希子の“覚悟”や“強さ”に関しては想像に頼るしかなく、演じる上で難しい部分になるな…と感じています。ちなみに、今回は中国語のせりふもちょっとだけあるんです。こちらも勉強して頑張りたいです（笑）」と意気込み。

　撮影が始まってからは、「チームワークができ上がっている現場に途中から、しかも後半に参加させていただくということで、これまでにない緊張感も覚えました。でも、撮影初日にメイクルームに入ったら、皆さんの雰囲気がとても明るくて、安心しました」と楽しめている様子。「すてきな作品になることは間違いない」と手応えを語っている。

　「米倉さんとは初共演ですが、実は数年前に主演ミュージカルを拝見したことがあるんです。スタイルもすごく良くて、カッコいい女性だなぁと思っていた」と黒木。面と向かって言葉を交わし合うこと自体も今回が初めてだったといい、「米倉さんのお肌があまりにも綺麗で輝いていて、『あれっ、レフ板があるのかな？』と思って周りを探したくらいです（笑）」と話していた。

　第10話では、未知子の行く手にも“残酷すぎる事実”が待ち構えている。