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開業50年 加賀温泉駅沸く 出店やステージ発表 フェスタ開幕 

2020年11月15日 05時00分 (11月15日 05時03分更新)
くす玉を割って加賀温泉駅開業50周年を祝う関係者ら=JR加賀温泉駅前広場で

くす玉を割って加賀温泉駅開業50周年を祝う関係者ら=JR加賀温泉駅前広場で


 JR加賀温泉駅の開業五十周年を祝う「加賀温泉駅五十周年フェスタ」が十四日、二日間の日程で同駅前広場などで開幕した。初日は記念式典や観光文化フォーラムがあり、大勢の関係者や市民が節目を祝い、加賀温泉郷の玄関口としてさらなる発展を願った。 (小室亜希子)
 記念式典には加賀市やJR、市内三温泉の観光協会役員ら七十人が出席した。宮元陸市長は駅開業までの経緯や観光ブーム、北陸新幹線金沢開業など駅を巡る歴史的な流れを振り返り、「加賀温泉郷の発展は駅とともにある。移動革命の時代を見据え、駅を中心にしたまちづくりに取り組む」とあいさつ。JR西日本の前田洋明金沢支社長は「この地がさらに発展するよう努力していく」と述べた。
 市出身の料理家道場六三郎さんや市特命かがやき大使のグッチ裕三さん、加賀温泉郷観光大使の加賀楓さん(モーニング娘。’20)らも参加し、くす玉を割った。嶋昇太郎駅長が加賀さんと地元の児童二人に一日駅長を任命。グッチさんと加賀さんのトークショーもあり、加賀のグルメなどを話題に盛り上がった。
 市文化会館では、元プロテニスプレーヤー杉山愛さんとキャスター政井マヤさんのトークショー、北前船文化の観光活用をテーマにしたパネル討論があった。飲食店など三十店舗が駅前広場に出店し、ステージでは園児やチアダンスチームが元気に発表した。出店とステージ発表は十五日もある。
 加賀温泉駅は一九四四(昭和十九)年に開業した作見駅が前身。田んぼの中にある小さな駅だったが、特急停車を巡り動橋駅と大聖寺駅間で激しい争奪戦が繰り広げられ、中間にある作見駅を特急停車駅に集約することで加賀温泉駅に改称し、七〇年十月に開業した。
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