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青森市三好のアミューズメント施設「青森コロナワールド」が29日、入居する建物の賃貸借契約期間満了に伴い、営業を終了した。訪れた多くの客に惜しまれながら、20年の歴史に幕を下ろした。
施設の中核となるシネマ・コンプレックスでは、来場客への感謝の気持ちを込め、昼と夜に無料のラスト上映会を開催。上映会前のあいさつで、渋谷譲一総支配人(48)は「多くのお客様に支えられながら営業できた。上映会が、みなさんの思い出になってくれれば」と締めくくった。
長女と上映会に訪れた青森市の会社員男性(56)は「最後の記念に応募した。娘が小さい頃から足を運んできた思い出の場所だった」と営業終了を惜しんでいた。
同施設を運営する「コロナワールド」(愛知県)が、6月に施設の営業終了を発表。パチンコ店やゲームセンター、カラオケ施設は、7月25日に営業を終えていた。同社によると、関係者の間でシネコンの運営を引き継ぐ業者の検討が行われているという。