ブラジル大統領「我々は新しい戦争に直面」、コロナ巡り暗に中国を批判

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

ボルソナロ大統領
ボルソナロ大統領

 【リオデジャネイロ=淵上隆悠】ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領が、新型コロナウイルスを巡って中国批判を展開し、物議を醸している。ブラジルは中国製ワクチンに依存していることから、今後の供給に影響が出かねないとの懸念が広がっており、保健相が火消しに躍起になっている。

新型コロナ死者、累計10万人超に…男性5万7222人・女性4万8728人

 ボルソナロ氏は5日の演説で、ウイルスが人為的に作られた可能性や化学・細菌戦に触れながら、「我々は新しい戦争に直面しているのか。最も国内総生産(GDP)を伸ばした国はどこだ」と述べた。中国と名指しはしなかったものの、明らかに中国を念頭に置いたものだと受け止められている。

 ボルソナロ氏の発言に慌てた保健相は7日、駐ブラジル中国大使と面会。その後、記者団に「大統領は中国について話したわけではない」と述べ、軌道修正を図った。保健省によると、国内では、人口の約15%に当たる約3100万人が少なくとも1回のワクチン接種を終えており、中国製が75%を占めている。

新型コロナ・都道府県別感染者数や最新ニュース
【連載】コロナの先へ 危機の教訓
スクラップは会員限定です

使い方
「国際」の最新記事一覧
記事に関する報告
2037444 0 国際 2021/05/08 19:24:00 2021/05/08 21:40:49 2021/05/08 21:40:49 /media/2021/05/20210508-OYT1I50087-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)