人気グループ・嵐の二宮和也が主演する映画『アナログ』（10月6日公開）の追加キャストが発表された。桐谷健太、浜野謙太、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキーの出演が決定した。

　今作はタレントのビートたけしが70歳にして初めて書き下ろした恋愛小説を実写化。発売から約1ヶ月で10万部を突破し、6月20日には集英社文庫でも刊行予定の話題作。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく。いつの時代も変わらない愛の原点＝好きな人にただ会える喜びを描いた懐かしくて新しいラブストーリー。

　二宮演じる悟の小学生以来の友人で、大人になった今も連絡を取り合い、良き相談相手となる高木淳一を演じるのは桐谷。『ラーゲリより愛を込めて』（2022年）でも共演した二宮と桐谷は本作でも息の合った演技を魅せる。

　同じく小学生以来の友人で、高木とともに悟の恋の行く末を見守る山下良雄役に、浜野。恋をする悟、独身の高木、妻子のいる山下の3人は性格も境遇もまったく違うが、彼らが共演するシーンは、タカハタ秀太監督の発案でアドリブが多く取り入れられ、まるで本当の友人同士のような空気感をかもし出す。

　一方、ミステリアスな女性・みゆきの姉・香津美を演じるのは板谷。さらに、悟の母・水島玲子役に、高橋を起用。気丈で明るく、時には強い言葉で息子の恋を応援する魅力的な母親を説得力たっぷりに演じる。

　また、悟とみゆきが出会う喫茶店「ピアノ」のマスターで、ふたりの恋を陰ながら見守る田宮を演じるのはリリー。路地裏の喫茶店にいそうな風貌と常に静かなほほ笑みの佇まいはリリーにしか演じられないハマり役となっている。