IS指導者死亡、10月中旬の自由シリア軍作戦で=米軍

[カイロ 30日 ロイター] - 米軍は30日、過激派組織「イスラム国(IS)」のアブハッサン・ハシミ指導者が10月中旬にシリア南部ダルアー県で行われた反体制派「自由シリア軍」の作戦で死亡したと発表した。米軍はこの作戦に関与していないという。
これに先立ち、ISの報道官は関連するテレグラム・チャンネルに投稿した音声メッセージで、同指導者が戦闘で死亡したと述べていた。
新たな指導者にアブフセイン・フセイニ氏が就任したと明らかにしたが、詳細には言及しなかった。
報道官は各国にいるISメンバーに対し、新指導者に忠誠を誓うよう呼びかけた。
ISに関する書籍の著者であるハッサン・ハッサン氏は、組織が衰退していると指摘。「滅びたわけではないが、今のところ以前の面影はなく、指導力と攻撃実行能力という点で空洞化している」と述べた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はハシミ指導者死亡のニュースを歓迎すると記者団に語った。
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