サッカー=八百長疑惑のクリシト、イタリア代表落選

サッカー=八百長疑惑のクリシト、イタリア代表落選
5月28日、イタリアの警察当局は、八百長に関与した疑いでDFドメニコ・クリシトの捜査を開始した。ブリュッセルで2010年6月撮影(2012年 ロイター/Alessandro Garofalo)
[28日 ロイター] イタリアの警察当局は28日、八百長に関与した疑いでサッカーのロシア1部ゼニトに所属するDFドメニコ・クリシトの捜査を開始。この結果、クリシトは2012年欧州選手権(ユーロ2012)の代表メンバーから落選した。
警察はイタリア代表のキャンプ地を訪れ、クリシトへの取り調べを開始。検察側は、クリシトがジェノアに所属していた2011年、複数の八百長容疑者とレストランで一緒にいるところを写真に撮られたと主張している。これに対しクリシトは「自分は一切関係ない。ジェノアのファンと夕食に行っただけだ」と無実を訴えている。
イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督は記者会見で、「どんな人間にも耐えられないほどの重圧を受けることになるため、クリシトは(ユーロには)連れて行かない」とコメント。試合前に出廷を要求される可能性があることもメンバーに選ばなかった理由に挙げた。
ユベントスのDFレオナルド・ボヌッチも八百長に関与した疑いがもたれているが、正式な捜査は行われていないため、ユーロ出場メンバーに選ばれた。
ユベントスのアントニオ・コンテ監督も、シエナ監督時代に八百長に関与した疑いで捜査を受けている。

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