「戦争終結にあたって原爆投下の事実を陛下はどうお受け止めになられましたか」。質問された時、昭和天皇は記者の方に体を向けてこう答えた。「広島市民に対しては気の毒であるが、やむを得ないことと私は思っています」◆1975年10月31日の昭和天皇と日本記者クラブの会見。予定外の質問に会見場は静まりかえった。