念願の友を得る 八木重吉(13)

 重吉が佐藤惣之助の主宰する「詩之家」に入会したすぐあと、草野心平(のちに「歴程」を主宰し詩壇を引っ張る中心的人物となる)は黄瀛(こうえい)の下宿で「日本詩人」に載った「秋の瞳」評を読み、自分が主宰する ・・・

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