長野道IC「豊科」を「安曇野」に 「おひさま」効果に乗る
長野県安曇野市は来年秋をめどに、長野自動車道の豊科インターチェンジ(IC)を「安曇野IC」に名称変更する方針を固めた。NHKの連続テレビ小説「おひさま」で上がった知名度を観光客の呼び込みに活用する。
市によると、市民や観光客へのアンケート調査で、名称変更に肯定的な回答が7~8割を占めたという。今後、日本高速道路保有・債務返済機構の了承を得る。標識変更などに必要な費用2億1000万円は合併特例債を活用する方向だ。
アンケート調査は8~9月に実施した。1464人の市民のうち74%が名称変更に「賛成」「どちらかというと賛成」と回答。観光客(276人)へのアンケートでは80%に達した。
安曇野市は5月、中日本高速道路会社や長野県などと名称検討協議会を発足させた。民間調査機関に委託した調査では、10億4000万円の経済波及効果があるとの結果が出たという。