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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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5歳で輝き見せたメッシ 授業中はおとなしく、休み時間は別人に

【アルゼンチン-フランス】延長後半、チーム3点目のゴールを決めるアルゼンチンのリオネル・メッシ(左)=カタール・ルサイルのルサイル競技場で2022年12月18日、宮武祐希撮影
【アルゼンチン-フランス】延長後半、チーム3点目のゴールを決めるアルゼンチンのリオネル・メッシ(左)=カタール・ルサイルのルサイル競技場で2022年12月18日、宮武祐希撮影

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は18日(日本時間19日)、同国のルサイル競技場で決勝があり、アルゼンチンがフランスを3―3からのPK戦(4―2)の末に降して36年ぶり3回目の優勝を決めた。

   ◇

 首都ブエノスアイレスから北西に約300キロ、アルゼンチン第3の都市ロサリオ郊外。そばの道でロバが荷車を引き、芝がはがれて水たまりができるようなピッチで活動する少年チームで、メッシのサッカー人生は始まった。

 メッシが2人の兄についてきた5歳のある日、選手が1人足りなかった。当時の指導者は、テニスボールを器用に蹴って遊んでいたメッシを見て「泣いたら外に出そう」と考えながらピッチに立たせてみた。

 ユニホームはぶかぶかで、ズボンがずり落ちないようにひもで縛った。最初はとまどっていたが、ボールが来るとドリブルを始めた。笑いながら次々とかわしていく。2試合目でゴールも決めた。

 小学校の授業中は無口で、はにかみ屋のおとなしい男の子。小さかったためスペイン語のペケーニョ(小さい)から「ピキー」とも呼ばれたメッシは、休み時間は別人になった。紙や布で作ったボールを追いかけ、誰よりも…

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