四国アイランドリーグplusは10日、リーグ運営会社と加盟4球団の2019年決算(19年1〜12月)を発表した。香川オリーブガイナーズは570万円の経常利益を計上し、15年以来4年ぶり2度目の黒字となった。
決算報告によると、香川の収入は大口スポンサー1社からの収入減少などで前年比1930万円減の8990万円となったが、人件費などのコストを大幅に削減し、支出を前年比2810万円減の8420万円に抑えたことで黒字を確保した。
新型コロナウイルスの感染拡大で今季開幕が延期されており、20年決算の見通しは立っていない。厳しい経営が予想される中、三野環球団社長は「選手を守るため、球団として今できることを精いっぱいやっていく」と語った。
香川のほか、リーグ運営会社IBLJと愛媛マンダリンパイレーツが黒字。IBLJと加盟4球団の合計では800万円の経常利益を確保し、5法人合計で初の単年黒字となった。
19年のリーグ主催試合(150試合)の年間観客動員数は、前年から993人増の7万5530人で、1試合平均は504人。香川のホーム戦(36試合)では、集客が見込める土日の試合で雨天中止が重なり、年間観客動員数が前年から4818人減の1万7783人、1試合平均は494人だった。