保安院、放射線量上昇「2号機が原因」 一時10ミリシーベルトに
経済産業省原子力安全・保安院は16日の記者会見で、福島第1原子力発電所付近の放射線量が10時過ぎから上昇したことについて「原因は圧力抑制室が破損している2号機の可能性が高い」と明らかにした。東京電力から報告を受けたという。
正門付近のある地点で、10時40分に放射線量が毎時10ミリシーベルト(1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト)を示したという。その後11時20分時点で1.9ミリシーベルトまで下がったので、作業員の一時退避を解除した。
原子力安全・保安院によると、福島第1原子力発電所の正門付近の放射線量は10時45分時点で6.4ミリシーベルト。枝野幸男官房長官の会見直前の10時54分時点では2.3ミリシーベルトに低下したという。〔日経QUICKニュース〕
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