社会学者で東京都立大学教授の宮台真司氏(64)に44歳差不倫スキャンダルが持ち上がった。先日発売の写真週刊誌「フラッシュ」が報道し、SNSでも話題となっている。宮台氏は7日に共著「ルポ日本異界地図」(清談社Publico)を発売したばかり。関係者の反応は?

 同誌によると、宮台氏は44歳年下の20歳女子大生と都内にある2時間3000円のラブホテルに入ったという。宮台氏は同誌の取材に対して不倫関係にあることを否定していた。

 宮台氏といえば、1990年代からメディアで活躍し、舌鋒鋭いコメントで人気を博してきた。最近では2022年に東京都立大のキャンパスで襲撃され重傷を負う事件もあるなど、なにかと話題になることの多い言論人だ。

 SNSではスキャンダルに批判的な意見もあるなかで、宮台氏への感謝の言葉を口にするのが風俗情報誌元編集長の生駒明氏。宮台氏の新著の共著者の一人である生駒氏は「スキャンダルはともかく、本が発売になるタイミングで宮台氏が話題になるのは偶然にしてもびっくりです。宮台氏の解説はとても素晴らしいもので、ありがたかったです」と絶賛する。

 この本は日本にあるさまざまな分野の“異界”を特集。松代大本営、新宿ゴールデン街、飛田新地、東京電力福島第1原発など、いろいろな場所の歴史や今をそれぞれの書き手が執筆している。異界とはタブーとなっている物事を指しているようだ。生駒氏が担当したのは「色街」の章になる。

 生駒氏は「宮台氏はインタビューなどで総論をしてくれています。異界についての非常にアカデミックで学術的な内容です。社会学の用語を使いながらロジックで説明しているのはさすが。文章は難しいのに読みやすい」と話した。

 共著者から絶賛されるほどの仕事内容だったようだ。本の発売とスキャンダルが重なったことは吉となるか。