オリックスのアンドリュー・アルバース投手(33)が26日、母国カナダから羽田空港を経由し、伊丹空港到着便で来日した。雪がちらつく寒さの中だったが、「カナダを出たときはマイナス20度だったから大丈夫」と笑顔を見せた。

「おしりと腰との連動性を考えたトレーニングを中心にやってきた。今はとても良い状態でシーズンがとても楽しみです」と開幕を心待ちにした。

来日1年目の昨季は8月に腰痛で戦線を離脱したが、先発ローテーションの軸として9勝2敗の成績を残した。オフにはチーム投手陣の主力だった金子、西が移籍。「自分も含めてこれから若手がもう1歩上のレベルにステップアップしていかないといけない。それができればすごくいいシーズンになる」と気を引き締めた。

例年オフには数学、フランス語の臨時教員を務めていたが、今回は断念。「腰のリハビリに時間を費やしたかった。それを週3、4回やっていたので、(先生を)やることはなかったです」と話した。球団では中堅左腕として若手の指導役としても期待される。「(アドバイスは)チームメートとして当然やるべきこと。聞かれたらしっかり答えたい」と野球での“先生役”に名乗りを上げた。