南北が合同入場 ジャカルタ・アジア大会開幕
【ジャカルタ=鈴木淳】アジアのスポーツの祭典「アジア競技大会(アジア大会)」が18日、インドネシアの首都ジャカルタで開幕し、「ブンカルノ競技場」での開会式で韓国と北朝鮮の選手団が2月の平昌冬季五輪に続き合同で入場した=写真。朝鮮半島が描かれた「統一旗」を掲げて笑顔で行進し、会場から大きな拍手で迎えられた。
今回のアジア大会で韓国と北朝鮮は女子バスケットボール、カヌー、ボートの3競技で合同チームを結成した。インドネシア政府は南北首脳に開会式への参加を要請していたが、両首脳は参加を見送った。
アジア大会は2020年に開かれる東京五輪前で最大の総合スポーツ大会で、9月2日までの大会期間中、日本や中国など45カ国・地域が40競技でメダルを争う。ジャカルタのほかスマトラ島のパレンバンでも競技が行われる。