まる‐で【丸で】
まるで
出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 02:32 UTC 版)
副詞
まるで【丸で】
- 主に否定的な内容の語句を後に続けて。全く。すっかり。全面的に。徹底的に。
- 比喩や類似の表現として。全く。すっかり。あたかも。さながら。
- 助動詞「ようだ」「ごとし」「みたいだ」などを伴った比喩表現の句を後に続けて。
- 似ていることを意味する用言を後に続けて。
- も一人のゆうれいは講演会にまでいらっしったんですが、まるで本物そっくりに作られていました。あなただってこう見たところは、間違いない本物の女の方に見えるんですもの。(室生犀星「蜜のあわれ」)〔1959年〕[6]
- しかも、不思議なことには、外の学生達から双生児という渾名をつけられていた程、顔形から脊恰好、声音に至るまで、まるで瓜二つだったのです。(江戸川乱歩「パノラマ島綺譚」)〔1927年〕[7]
- その場所は細長い腰掛で幅はわたしの上腿の四分の三くらい狭く、高さは下腿の三分の二よりも高い。まるで拷問の道具に好く似ているので、わたしは思わずぞっとして退いた。(魯迅「村芝居」)〔井上紅梅訳1922年〕[8]
- (断定表現を後に続けて)とても似ているさま。
翻訳
- 英語:completely, at all, totally
- 英語:very, completely, totally, much, just
- 英語:very, completely, totally, much, just
- 英語:as though, just like, as if, as it were, so to speak
「まるで」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はほとんどまるで私の母親のような口ぶりだった
- 彼女はまるで自分が世界で唯一の少女であるかのようにふるまう
- その朝,マークはまるで空が彼の上に落ちてくるかのように感じた
- まるで知らないふりをするんですね
- 彼の木綿のズボンはまるでスカートのように膨らんでいた
- 上司と話しているとき彼女はまるでけんか腰だった
- 彼には時間を守るという考えがまるでない
- 町での生活は彼が期待していたものとはまるで違っていた
- まるで夢を見ているようである
- この島はまるで天国だ.ほかのどこにも住みたいとは思わないね
- 君の考えなどまるで問題にしていない
- 彼女はまるではちきれるほど笑っていた
- 彼が試合に勝つ見込みはまるでない
- 彼女はまるですべての人を敵にしているように感じた
- その子はまるで大人みたいにふるまう
- ユーモアのセンスがまるでない
- 彼の心臓はまるでドラムのように動悸がしていた
- まるで村には誰もいないようだった
- そのショーは2時間かそこらで始まるでしょう
- まるで常識がない
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