YUV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/15 07:15 UTC 版)
動画フォーマット
尚、同様の概念がPCやネットで使用する動画フォーマットにも見られる。
- YUV444 (YUV)
- 水平4ピクセルにつき、輝度成分と2つの色差成分を各4ピクセルずつサンプルする方式。各成分を8bitで量子化すると、1ピクセルあたりの情報量は24bitとなる。
- YUV12
- 各ピクセルを表現するのに必要なビット数が12ビットのYUV。YUV420とYUV411の総称。
- YUV422
- 水平2ピクセルから色差信号を1ピクセル分だけとる形式。輝度信号は1ピクセルごとにとる。1ピクセルは16bitの情報量となる。主に業務用ビデオのフォーマットとして採用されている。
- YUV420
- 水平・垂直2×2ピクセルのうち、Cb信号を上2ピクセルから1ピクセル取り、Cr信号を下2ピクセルから1ピクセル取る方式。フレームごとにCbとCrの位置を反転させる。輝度信号は1ピクセルごとにとる。原理的に幅・高さは2の倍数でないといけない。デジタル放送ではこれが採用されている。
- YUV420のうち、ピクセル単位ではなく、フレーム単位でY→U→Vの順番に並べたものをI420 や IYUV、Y→V→Uの順番に並べたものをYV12と呼ぶ。このどちらかが、動画圧縮ではよく使われている。
- YUV411
- 水平4ピクセルのうち、Cb,Cr信号を各色1ピクセルずつ取る形式。輝度信号は1ピクセルごとにとる。
- YUV9
- 4×4ピクセルで1つの色差信号しかとらない方式。輝度信号は1ピクセルごとにとる。1ピクセルは9ビット。
RGBからの変換
以下、R, G, B, Yの値域は[0, 1]。Cb, Crの値域は[-0.5, 0.5]。U = 0.872 × Cb, V = 1.23 × Cr。
RGBからの変換式は
- YUV (PAL, SECAM)
基礎的概念 色の三属性 色名 基礎的な色名 副次的な色名(代表的な二次色) 分野 印刷関連 網点 · CMYK · 特色(スポットカラー)
ウェブ関連 色彩の研究で業績がある科学者 色空間 関連項目
- ^ 今村元一, ビデオ信号の基礎とその操作法, CQ出版, pp. 97, ISBN 978-4789836241
- ^ 0.14713 ≒ 0.299 × 0.436 ÷ 0.886
0.28886 ≒ 0.587 × 0.436 ÷ 0.886
0.51499 ≒ 0.587 × 0.615 ÷ 0.701
0.10001 ≒ 0.114 × 0.615 ÷ 0.701 - ^ 0.168736 ≒ 0.299 ÷ 1.772
0.331264 ≒ 0.587 ÷ 1.772
0.418688 ≒ 0.587 ÷ 1.402
0.081312 ≒ 0.114 ÷ 1.402 - ^ 0.114572 ≒ 0.2126 ÷ 1.8556
0.385428 ≒ 0.7152 ÷ 1.8556
0.454153 ≒ 0.7152 ÷ 1.5748
0.045847 ≒ 0.0722 ÷ 1.5748 - ^ 2.03211 ≒ 0.886 ÷ 0.436
0.39465 ≒ 0.114 ÷ 0.587 × 2.03211
1.13983 ≒ 0.701 ÷ 0.615
0.58060 ≒ 0.299 ÷ 0.587 × 1.13983 - ^ 0.344136 ≒ 0.114 ÷ 0.587 × 1.772
0.714136 ≒ 0.299 ÷ 0.587 × 1.402 - ^ 0.187324 ≒ 0.0722 ÷ 0.7152 × 1.8556
0.468124 ≒ 0.2126 ÷ 0.7152 × 1.5748
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