W-OAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 01:07 UTC 版)
概要
PHS規格の変調方式を改良し、データ通信の高速化・カバーエリアや屋内浸透度を向上させたものであり、「高度化PHS」の一種であった。かつて次世代PHSと称されていたXGP規格とは無関係である。
W-OAM(W-OAM typeGを含む)により通信しようとする場合には、W-OAM / typeGに対応した端末を使用して、W-OAMに対応した基地局と通信する必要があった。通信しようとする基地局側がW-OAMに対応していない等の場合には、自動的に従来(現行PHS)の変調方式(1x/32kbps)により通信する。なお、ここで言う1xとは、「
- 横軸、マイクロ秒。
音声通話におけるW-OAM
音声通話時には、従来のQPSKによる通信(32kbpsADPCM)に加えて、低速だがエラーに強いBPSKによる通信も用いられる(対応音声端末のみ)。この場合、音声符号化方式は16kADPCMとなる。従来のQPSKによる通信に比べ、通話時にも実効上の移動耐性・屋内浸透性が若干上がるとされている。
- ^ a b 【WIRELESS JAPAN 2006】エービットブースで“次世代PHS”の姿が見えた!:デジタルARENA
- ^ a b c d Unveils Base Band LSI, Compliant with Advanced PHS Standard | OKI Global(英語)
- ^ WILLCOM沖縄|PHS高度化通信規格「W-OAM」の高速化について 【WILLCOM FORUM & EXPO 2007】 近氏、次世代PHSの強みをアピール
- ^ 【ワイヤレスジャパン報告】エイビットブースのPHSチップロードマップに「AX30Pシリーズ」のサンプル出荷開始を確認:デジタルARENA
- ^ W-OAMのイメージ
2006年のウィルコムは「ADVANCED & COMFORTABLE」 - ^ WILLCOM|ますます速く快適に 基地局のIP化を実施
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