Uniface
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 06:33 UTC 版)
Application development(アプリケーション開発)
Uniface開発はモデルドリブンとコンポーネントベースを基本に構築される。データ構造、ビジネスルール及びアプリケーションのデフォルト動作は、アプリケーションモデルから反映される。モデル定義はコンポーネントによって受け継がれ、再利用することも可能。 そして、コンポーネントに固有の機能を追加して、テンプレートは生産性を向上させ、モデル定義を利用することで、システムの一貫性を実現する。
Application Model(アプリケーションモデル)
アプリケーションモデルは、参照一貫性と共にエンティティ(テーブル)、フィールド、キー(インデックス)とリレーションを定義する。モデル内のエンティティとフィールドは、一式のトリガーとプロパティを持っている。 ビジネスルールは事前にアプリケーションモデル上のプロパティの設定を行い、アプリケーションモデル上のトリガーにProcコード(Unifaceの手続き型言語)を記述する。
トリガーはコードにとっての格納場所。トリガーがユーザの行うシステムイベントを受け付ける。例えば、<Occurrence Gets Focus>や< Read>、< Leave Field>というトリガーが存在する。トリガーは他にチェック機能を記述したり、関連チェックを行うトリガーも存在する。
アプリケーションモデルレベルのトリガーの使用は、ビジネスオブジェクトを集約するのに利用される。故に物理データ構造から論理的にロジックを分離が可能になる。一箇所にシステム全体の標準の動作を記述することが可能になり、再利用性の高い、3層アーキテクチャのアプリケーションを迅速に作成することが可能になる。
Components (コンポーネント)
アプリケーションモデルで記述されたオブジェクトはコンポーネントで再利用される(継承される)。開発者は、アプリケーションモデルから、画面の部品をレイアウトキャンバス(画面レイアウト作成用の画面)に描画するか、コンポーネントストラクチャーのツリーにオブジェクトの挿入を行い、作成するコンポーネントにオブジェクトを配置する。アプリケーションモデルにないオブジェクト(例、制御部品、フィールド、メニュー、コンポーネント変数)を加えることもできる。
アプリケーションモデルに定義されたプロパティとトリガーはコンポーネントにコピーされることによって継承される。個別の機能を提供するために、コンポーネント単位に変更することは可能。これは、アプリケーションモデルとコンポーネントの継承を断つことになる(継承をアプリケーションモデルの内容に戻すことは可能)。 アプリケーションモデル上に記述したコードもしくは、プロパティをモデル上で変更した時は、各コンポーネントに保持しているすべてのオブジェクトの定義を更新するために再コンパイルが必要になる。
Uniface Repository(リポジトリ)
Unifaceは、アプリケーションモデルの再利用を目的として、データベースにメタデータ(コンポーネント定義、コンポーネントレイアウト、PROCコード、その他)を維持する。リポジトリはUniface 開発環境を経由しアクセスされ、リポジトリ整合性(機密性)を守る。しかしながら、リポジトリ構造についてドキュメント化されており、例えば(推薦されていないけれども)レポート作成の為に直接リポジトリとのインターフェースを可能にする。 集中化したリポジトリを利用することで、ソフトウェア開発チームで共有される。(チームビルディングが可能)Unifaceは、Microsoft Common Source Code Control Interfaceをサポートするソースコードコントロールシステム(SCCS)と連携が可能。
- 1 Unifaceとは
- 2 Unifaceの概要
- 3 Application development(アプリケーション開発)
- 4 Application deployment(デプロイメント)
- 5 History of Uniface(ユニフェイスの歴史)
- 6 Uniface Versions (ユニフェイス バージョン)
- 7 外部リンク
- Unifaceのページへのリンク