UFOロボ グレンダイザー 登場人物

UFOロボ グレンダイザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 08:10 UTC 版)

登場人物

ダイザーチーム

デューク・フリード / 宇門 大介(うもん だいすけ)
- 富山敬(サブタイトルコール、初期の次回予告も兼任) / 堀内賢雄スーパーロボット大戦コンプリートボックス) / 山寺宏一スーパーロボット大戦IMPACT以降)
本作の主人公。ベガ星雲・フリード星の出身。設定年齢は20歳。
宇門博士に救われ養子となった後、博士の経営するシラカバ牧場で働いていた。地球にベガ星の魔手が迫るのを知っても、フリード星でのつらい過去からか当初は戦うことに否定的だったが、ベガ星のミニフォーに襲われる兜甲児のTFOを救うため、牧場地下のダム部分に封印していたグレンダイザーに再び搭乗。甲児と交流を重ねる中で、第二の故郷・地球を守るため、グレンダイザーで戦うことを決意する。
普段の服装はカウボーイスタイル(前期と後期で異なる)だが、出撃の際は「デューク・フリード!!」のコールと共にフリード星の戦闘スタイルに変身してスペイザーに乗り込む。戦闘スタイルは赤のボディスーツに黒の防具。ゴーグルが組み込まれた白いシールド付きの、西洋式の兜を思わせるデザインのヘルメットをかぶる。
異星の王子のため、優しく穏やかな人柄をしのばせる、育ちのよさと大人の落ち着きが強調されたキャラクターだった。ただし初期においては、戦わねばならないことへの悩みや異郷での孤独感のため、多少棘のある面も見せている。
デュークの正体は、作中では当初は宇門博士他、数名にしか明かされていない(甲児には第2話で説明)。故郷を追われた亡国の王子という背景から、かつてのペットと戦う(第33話)、仲間と戦う(第71話)、幼なじみを失う(第25話、第72話)など悲劇的なエピソードもあった。過去にベガ星連合軍から受けたベガトロン放射能に侵された古傷があり、終盤にはそれが悪化して生命の危険に見舞われるが、第71話で旧友のモルスによって治療された。終盤では研究所の全職員およびシラカバ牧場の関係者はデュークとマリアの異星人兄妹のために尽力する。
なお、両親のどちらが王だったのかなど、フリード王家の詳細については語られない。
兜 甲児(かぶと こうじ)
声 - 石丸博也
かつてマジンガーZに乗ってドクターヘル率いる機械獣軍団との長きにわたる戦いに勝ち抜いた青年。
ミケーネ帝国との戦い後、円盤に関する論文を発表するため、NASAへ入所。その後自ら開発した小型円盤TFOに乗って日本に帰国し、宇宙科学研究所に合流する。社交的な性格は相変わらずで宇門博士たち所員とはすぐに打解けたが、大介が養父の研究所を手伝わないことに不信感を抱いていた。当初は異星との貿易を志していたが、侵略者の存在を知り、デュークと共に戦うことを誓い、その良き理解者となっていった。
中盤まではTFO、JFOが撃破された後はダブルスペイザーやドリルスペイザーなどでグレンダイザーをサポートする。マリア登場後はドリルスペイザーを譲り、ダブルスペイザーの専属となる。
製作者側の配慮により、本作ではロボットに搭乗することは滅多になく、劇場版で一時的にグレートマジンガーを操縦する、TFO大破後にボスボロットに搭乗した程度である。また作中を通じ、敵に何度も捕獲される、洗脳によって研究所の位置を吐かされる(第18話)などといった、三枚目的な役回りが目立った。しかし、マリアのエピソード回などデュークの窮地を救ったことも少なからずある。また、デュークが落ち着きと分別のあるキャラクターであったのと対照的に、甲児は血気盛んなキャラクターとしてのポジションを担っていた。
デュークより年下のため、彼からは「甲児君」と呼ばれている。一方、それに対して当初はデュークを「大介さん」と呼んでいたが、ストーリー後半では「デューク」と呼ぶようになる。また、初期はひかるを異性として意識するような描写もあったがやがて解消され、後半ではマリアと親しくなる。
永井による漫画版では地球に漂着したデュークが初めて出会った地球人であり、一度だけデュークに代わってグレンダイザーを操縦している。なお、フリード王族ではない甲児が操縦できた理由は説明されていない。
次回予告編ナレーションも石丸が兜甲児として担当しており、物語を第三者的な立場から語っている。
なお、演出の勝田稔男らが後年の壇上で明かしたところによれば、甲児を登場させたことについては彼のファンが怒り、剃刀の刃を送ってきたという[6][1]
牧葉 ひかる(まきば ひかる)
声 - 川島千代子
本作のヒロイン。牧葉団兵衛の娘。設定年齢は17歳。
八ヶ岳学園に通学する高校生。父の牧場で働く大介に想いを寄せている。大介が宇宙人デュークと知りショックを受ける(第23話)が、想いは変わらなかった。第26話で重傷を負うがデュークの輸血で全快し、占拠された宇宙科学研究所の解放に奮闘。第38話ではピンチの大介を助けたい一心で、負傷した甲児に代わりダブルスペイザーで出撃している。後に正式にダイザーチームに加入して、マリンスペイザーのメインパイロットとなった。しかし(少なくとも作中で語られる限りは)大介への想いが実ることはなかった。
番組開始時は帽子とキュロットを着用。第37話でキャラクターデザインが変更され、顔立ちの印象が変わったほか私服もミニスカートになった。
馬に乗り慣れているほか、高校では体操部に所属し県大会で優勝するなど、運動のセンスは抜群。
同シリーズのヒロインにおいて最も人気が低く、特に女性ファンからの評価は芳しくなかった。また、担当声優の川島も「ひかるはメカに乗らない方が憎まれなかった」と語っている[7]
グレース・マリア・フリード
声 - 吉田理保子 / 吉田美保スーパーロボット大戦シリーズ
本作のもう1人のヒロイン。フリード星の王女でデュークの妹。設定年齢は14歳。
第49話から登場。お転婆かつ活発な性格の持ち主。バイクや乗馬で甲児と互角に張り合い、ドッキング訓練も初回で成功させるなど優れたセンスを見せる。しかし、当初は自信過剰な面が目立ち、ひかると先陣争いをするなどしていたが、すぐに打ち解けた。
フリード星脱出時にデュークとはぐれ、従者と2人きりで地球に逃れた。幼かったためフリード星での記憶があまりなく、従者を「おじいちゃん」と呼び祖父と孫のように暮らしていた。戦闘に巻き込まれて瀕死の重傷を負った従者から真実を聞かされ、グレンダイザーを敵に奪われたと誤解してパイロット(デューク)を狙うが、危ういところで甲児に制止される。デュークが生き別れた兄とわかり、以後はダイザーチーム入りしてドリルスペイザーに乗る。予知能力を持ち、仲間の危機を救ったこともあるが、それゆえに悩む描写も見られる。
甲児と親しくなり、やがて恋愛感情に近い想いを寄せるようになる。一部ゲーム等では「甲児がさやかとマリアの二股がけ」と称されることもあるが、本編や映画でさやかとマリアが共演したことはないため、甲児を取り合う描写は存在しない。
担当声優の吉田は「前にやっていたメグちゃんに似ているので、マリアをはじめて見た時は驚いた」という旨を述べている[7]

宇宙科学研究所

宇宙科学研究所とシラカバ牧場は八ヶ岳山麓にあるという設定だったが、那須高原にあるとする資料もあり、統一されていない。

宇門 源蔵(うもん げんぞう)
声 - 八奈見乗児
信濃川に面する宇宙科学研究所の所長。落ち着いたナイスミドル。フリード星から逃れてきたデュークを助け、養子として大介の名を与える。ベガ星連合軍と戦うデュークを、父としてまた所長としてサポートした。宇宙の謎を探求することが夢であり、そのための研究所を戦闘基地とすることに苦悩する場面もあった(第42話)。
林 明(はやし あきら)
声 - 山田俊司
所員。26歳。観測室勤務でレーダー担当。3歳下の白川カオリという婚約者がおり、両名とも孤児出身(第16話)。甲児と共に「白樺号」で宇宙へ上ったこともある(第26話)。隕石の専門家でもあり(第59話)、所長代行を務めるなど(第61話)、源蔵の右腕格。
山田(やまだ)
所員。眼鏡装用で細身。観測室勤務で電波望遠鏡操作担当。第3話で勤務中に番太に無理やりビールを飲まされる。血液型はO型(第26話)。フルネーム不詳。
佐伯(さえき)、大井(おおい)
所員。観測室勤務でコンピューター担当。フルネーム不詳。

シラカバ牧場

牧葉 団兵衛(まきば だんべえ)
声 - 富田耕生
シラカバ牧場の牧場主(宇門博士との共同経営)。美しい娘とは似ても似つかない中年男。UFOマニアで初期は「UFOと仲良くなる会」、後に「UFOから地球を守る会」の会長を自称。普段はやる気のみが空回りしているが、忍術や合気道で活躍したこともある。若い頃、テキサス州でカウボーイをやっていた(第1話)。本名は「だんべえ」だが、円盤獣に立ち向かう時は「だんのひょうえ」と古風な名乗りをあげる。娘のひかるが大介に惹かれていることを苦々しく思っており、ひかるが大介に近づくのを何かと邪魔したり、大介に対して意地悪な態度を取ることがある一方で、時折ひかるにちょっかいを出す甲児に対しては何故か好意的に接するという一面も見られた。しかし、第38話で大介がデュークフリードであることを知ってからは、大介に対する態度を改め、ひかるがダイザーチームに参加することにも快く同意する。キャラクターデザインの元ネタは『あばしり一家』の悪馬尻駄エ門。
牧葉 吾郎(まきば ごろう)
声 - 沢田和子
ひかるの弟で団兵衛の息子。八ヶ岳小学校の通う8歳の小学生。牧場を手伝うなどしっかりした少年で、甲児のようになりたいと思っている。団兵衛のことは「父上」と呼ぶ。第29話では友情を装った敵の罠にかけられてしまう。

周辺人物

荒野 番太(あらの ばんた)
声 - 緒方賢一
シラカバ牧場の隣りにある荒野牧場の息子。ひかると同じく八ヶ岳学園に通う高校生。荒野牧場は道路が未整備なため、巡回バスは通っていない。メキシコのソンブレロ風の帽子に赤と黄色のツートンカラーのシャツを着用したいでたちから、甲児からは「四色旗」と揶揄される。コメディリリーフの役回りを担った浪花節気質の好漢。中盤以降は登場しなくなる。
荒野 ハラ(あらの ハラ)
声 - 津田延代
番太の母親。「ダンプ母ちゃん」と称される肝っ玉母さん。
ボス
声 - 大竹宏
甲児の自他共に認める長年の親友。子分のヌケ(声 - 富田耕生)、ムチャ(声 - 田の中勇)と共に正月(第14話)にボスボロットでシラカバ牧場を訪問し、後(第31話)にボススペイザーを擁して登場、TFOを失った甲児にボロットを貸し与えた。「甲児君は羨ましいな、あんな良い友達を持って」とデュークからも賞賛された。
詳しい情報は『マジンガーZ』および『グレートマジンガー』の項を参照。

ベガ星連合軍

かつてはフリード星とも友好を結び、共に宇宙の平和を守っていたが恐星大王ベガの登場により宇宙を次々と侵略する恐怖の中心となる。後にベガ星のエネルギーを支えるベガトロン鉱山で爆発事故が起き、放射能汚染により本星が居住不能になったため、宇宙征服に先立って地球への移住を急ぐこととなる。

恐星大王ベガ
声 - 八奈見乗児
全宇宙の支配をもくろむベガ星連合軍の総帥にしてベガ星を治める絶対君主。本星からの通信で前線基地スカルムーンに命令していたが、第52話でベガ星が崩壊したためスカルムーンに移動、ここを本拠地にして活動するようになる。娘のルビーナを溺愛しており、彼女の死には深く落胆した。デュークのことは邪魔者と見做していたが、ルビーナの死後は激しい憎悪をぶつけるようになる。最終決戦では背水の陣を敷くべくスカルムーンを自爆させ母艦キング・オブ・ベガとミディフォーの部隊で地球へ攻め込むが、コズモスペシャルおよびグレンダイザーとの激戦の末にキング・オブ・ベガを沈められ、全てのベガ星連合軍と共に滅び去った。
ガンダル司令
声 - 富田耕生
地球攻撃軍司令官。第2話から登場。ブラッキ―に地球攻撃の作戦を指令する。ブラッキーの死後は攻撃隊長も兼務。顔が割れるように開いて、中から別人格のレディガンダルが出てくる。第28話以降はシャッター式にガンダルの顔とレディガンダルの顔が入れ替わるようになった。
外見、性格とも典型的な悪役だが、ズリルジュニアに父の秘めた想いを伝えるなどの一面もある。最終回では反逆した半身・レディガンダルを、自らの死も覚悟の上で粛清。最後までベガ大王への忠節を尽くし、グレンダイザーにマザーシップでの特攻をかけるが及ばず戦死した。
レディガンダル
声 - 沢田和子
ガンダルの別人格。当初はガンダルの顔が左右に割れ、小人サイズの女が顔を出していたが、ガンダルが大火傷を負い整形手術を受けた第28話以降は完全に顔が女のものに変わり、それとともに声も若干低めになる。体を共有しているが、本体のガンダルとは反りが合わず、顔を出すことにガンダルがこぼし、これを聞き咎めて「何か言ったか?」「いいや、何も」と遣り取りするシーンがある。
最終決戦で自らベガ獣グラグラを駆ってグレンダイザーと対決するが敗退。形勢不利と見て保身のためベガ大王を売り渡そうとするが、ガンダルに粛清される。
ブラッキー隊長
声 - 富田耕生(第1話) / 緒方賢一(第2話 - 第27話)
第1話 - 第27話に登場。地球攻撃部隊スカルムーン師団の攻撃隊長を務める。作戦は力押しばかりで大した戦果は上げられなかった。基本的にマザーバーンで作戦指揮を執るが、円盤獣を操縦してグレンダイザーと戦ったこともある。第7話では親衛隊のゴーマン大尉に反発し彼を敗戦に追いやった。第27話で宇宙科学研究所を占拠するが、ひかるの陽動に乗せられて失敗。最後は炎上するマザーバーンからガンダルを逃がし、グレンダイザーに特攻を試みるがかなわず爆死した。
科学長官ズリル
声 - 田中崇
第28話から登場。ガンダルと同格の協力者として派遣された。円盤獣の開発にも携わる。左目の眼帯にコンピュータが内蔵されており、時折アドバイスを与える。
科学長官の肩書きにふさわしく狡猾な頭脳派。武闘派のガンダルとは馬が合わなかった(逆にレディとは相性が良かった)が、始終反目しているわけではなく、共同戦線を張ることも増えていった。息子を想いながらも素直に愛情を表せない、不器用で優しい父親の一面も持つ。
第67話で切り札の海底基地を破壊されたが、グレンダイザーを倒すまではとスカルムーンへの帰還を拒否。意地を見せたものの第72話でついに力尽き、甲児に射殺された。
ゴーマン大尉
声 - 野田圭一
第7話に登場。ベガ大王直属親衛隊の士官で、遅々として進まぬ地球侵略に痺れを切らしたベガ大王によって送り込まれた。名前の通り傲慢な性格だが、それに見合う実力を兼ね備えている。自ら円盤獣ギンギンを操縦、敵機と勘違いし攻撃してきたブラッキー隊の円盤獣フイフイを難なく撃墜し、地球でもデュークを追い詰めた。熱線追尾装置でグレンダイザーの本拠地を探るなど作戦にも長ける。しかしブラッキーを殴打しマザーバーンの指揮権を取り上げるなど、親衛隊の身分を笠に着た言動から反感を抱かれる。そのためブラッキー指揮のミニフォーに背後から不意討ちされ、隙を晒したところをグレンダイザーに倒された。酒好きらしく、出撃前にも大杯で飲んでいた。
コマンダーミネオ
声 - 菊地紘子
第9話に登場。ベガ大王直属親衛隊から派遣された若き女性兵士。故郷のルビー星の安全と引き換えにグレンダイザーを道連れに自爆することをガンダルに強要され、円盤獣ジルジルで出撃する。しかし自爆に失敗してデュークの捕虜になり、シラカバ牧場で牧葉家の温かいもてなしを受けて決心がにぶる。ルビー星を救うために大介(デューク)を襲撃するも失敗、再び円盤獣に乗り込み宇宙放浪をブラッキーに願い出るも粛清され海に墜落。大介の腕の中で息絶えた。
第72話では彼女の祖国ルビー星の人々はデュークの勇姿に心打たれ、ベガ星連合軍に対して反乱を起こした。
コマンダーイアラ
声 - 森功至
第15話に登場。階級は中尉。円盤獣ガルガルに搭乗。平和を愛する科学者で、地球侵攻に反対したため牢獄に閉じ込められていたが、母親が死の星レッドゴースト星へ幽閉されると脅迫を受けたことで出撃を決意する。これはレディガンダルの奸計で、母は既にレッドゴースト星で亡くなっていた。利用されたことを知り、自らが開発した地震発生装置の起爆装置をデュークに渡す。ブラッキーの罠にはまって洗脳され、凶暴な戦闘マシンと化してグレンダイザーに猛攻を仕掛けるも、ガルガルの爆発の直前に洗脳が解ける。死の際、母の名を叫んで自分の思いをしたためた手紙をガルガルの矢につけて空へ放った。
ブッシー将軍
声 - 山田俊司
第15話に登場。コマンダーイアラの監視武官。イアラの様子に不審を抱いたブラッキーから逮捕の命を受ける。マザーバーンからミニフォーで地球へ向かい、地震発生基地にてイアラを捕縛、ブラッキーの前に連行する。
ホワイター少尉
声 - 加藤修
第24話に登場。ベガ大王直属親衛隊諜報部の士官。デューク暗殺の勅命を受け、スカルムーンにやって来る。ドクタースペースと名乗って宇宙科学研究所に近づく。かつてフリード王と王妃、多くのフリード星人を殺害したことがある。最期はスペースサンダーの一撃で円盤獣ドグドグごと爆死した。
ナイーダ・バロン
声 - 杉山佳寿子
第25話に登場。デュークの幼なじみでフリード星の貴族、バロン家の娘。ベガ大王の手で眉間にコントロール装置を埋め込まれデューク抹殺のために地球へ送り込まれる。フリード星人の脳が円盤獣に使われていること、弟のシリウスの脳も円盤獣ギルギルに使われたことを語りデュークを「故郷を見捨てて一人逃げ出した裏切り者」「同胞殺し、弟の敵」などとなじった(その際のデュークは錯乱状態に陥るほどショックを受けていた)。後に装置は除去されたが、デュークを深く傷つけたことを悔やみ、贖罪のためベガ軍の部隊もろとも自爆して果てる。
コマンダーハルク / 出浦 春雄(いでうら はるお)
声 - 緒方賢一(コマンダーハルク) / つかせのりこ(出浦春雄)
第29話に登場。デラ星出身。実験中の細胞圧縮装置に耐えられる特殊な細胞を持つためズリルに抜擢される。地球人の少年に姿を変え、出浦春雄として吾郎の通う八ヶ岳小学校に潜入する。吾郎を利用して研究所を探ろうとするがうまくいかず、探索のため鳩をサイボーグに改造する旨のズリルの指示に葛藤しつつ任務を続ける。その後、細胞圧縮装置の効果が切れてハルクの姿に戻ると正体を知った吾郎を殺害しようとするが、友情との葛藤の末に吾郎を逃がし、任務失敗の責任を取るべく円盤獣デラデラでグレンダイザーに一騎討ちを挑み敗れ去った。
コマンダーマリーネ
声 - 吉田理保子
第32話に登場。デュークの母、フリード王妃に瓜二つの容姿をもつ。物質を粉々にする陽子放射能を発する指輪でデュークを仕留めるべく、蜃気楼でフリード星の街を再現、王妃に扮してデュークに近づく。しかしベガトロン放射能で傷ついたデュークの腕が陽子放射能に反応して作戦は失敗、ズリルに特攻を命じられる。陽子爆弾を搭載した円盤獣ザウザウによりグレンダイザーを破壊寸前まで至るが、甲児が開発したサイクロン砲で撃破された。
コマンダーガウス/星 狼之介(ほし おおかみのすけ)
声 - 野田圭一
第34話に登場。ウルス星の王子。ベガ大王直々の命令により円盤獣ゴンゴンに搭乗してスカルムーンに赴任。上司のガンダルにも従わない一匹狼気質。生意気さを懲らしめるためガンダルが派遣した円盤獣ゴメゴメも瞬殺してしまう腕の持ち主。ウルス星人は満月の夜に圧倒的な力を発揮する種族だが、母星は荒廃しており、満月の出るまでの3日以内にグレンダイザーを倒せばウルス星は独立できる約束を大王と交わしていた。地球に飛来すると圧倒的な力でグレンダイザーを苦しめる。その後、ガンマン姿で星狼之介を名乗りシラカバ牧場に現れる。甲児を「へなちょこ坊や」と軽くあしらい、大介との一騎討ちに持ち込むも事故を起こして大介とひかるに介護される。戦争に巻き込まれてウルス星は荒廃、妹のルナ王女も失ったことをふり返る中、その元凶がベガ大王であり自分が愚行を繰り返していることに気付く。最後はグレンダイザーとの一騎討ちで敗れ、コクピットから出て地球の花園で永久の眠りに着いた。急ぐときは襲歩で駆ける。
コマンダービートル
声 - 緒方賢一
第35話に登場。地中から宇宙科学研究所の位置を探るべく、円盤獣ブンブンで地震を起こしていた。
コマンダージグラ
声 - 山田俊司
第36話に登場。円盤獣ジラジラに搭乗する親衛隊員。鞭の扱いが得意。弱点を徹底的に攻める戦法でスカルムーンに落下する巨大隕石を破壊し、さらにグレンダイザーとスペイザーの連携の隙を突こうとする。しかしダブルスペイザーとの合体までは予測できず、敗れた。
コマンダーガスカ
声 - 緒方賢一
第43話に登場。ズリル長官直属の部下。戦士かつ科学者としての実績もあったため、コマンダーに選出された。成功したら地球指揮官になれるとの夢を見て、小笠原諸島付近の無人島を前線基地にすべく嬉々として就任した。当初はダイザーチームの出現に動揺する部下を落ち着かせるなど統率力を発揮した。しかし基地建設に失敗し、逃亡する部下を射殺して戦闘の続行を強要するなど独断専行に走ったため、部下に見放される。自ら信じる「鉄の規律」に苦悩しながら円盤獣グメグメでグレンダイザーと対峙するが、ダイザーチームのチームワークに敗北した。
コマンダーギラン
声 - 山田俊司
第44話に登場。地球の遺跡に眠る数百年前のベガ星円盤に装備されているベガトロン電送装置を起動すべくズリル長官に派遣された。考古学を専攻するひろし青年と遭遇するが、宇宙人と出会ったことに喜ぶ彼を射殺してボディジャックする。専用ムチで円盤獣ドスドスを操って宇宙科学研究所内部を探らせる。
コマンダーヘドロー
声 - 緒方賢一
第48話に登場。ガンダル司令に宇宙科学研究所の地盤沈下作戦を任じられる。
コマンダーガレラ
声 - 山田俊司
第51話に登場。ガンダル司令の命令により、円盤獣ガレガレに搭乗。ダイザーチームを苦しめる。
ダントス防衛長官
声 - 緒方賢一
第51話 - 第53話に登場。防衛長官にしてベガ大王の側近。ベガ星滅亡の際、一般市民を見捨ててベガ大王共々巨大母艦キング・オブ・ベガで脱出、スカルムーンへ来訪した。円盤獣より強力なベガ獣を開発、その第1号であるキングゴリを操りグレンダイザーを苦しめるが、地位が脅かされるのを危惧したガンダルとズリルに謀殺された。
少年コマンド隊アインス
声 - 神谷明
第59話に登場。ベガ星親衛隊員の子息で構成された少年コマンド隊のリーダー格。他のメンバーの名前はツヴァイ(声 - 緒方賢一)、トロワ(声 - 井上和彦)、ビーチャ(声 - 山田俊司)、スインコ(声 - つかせのりこ)。ベガ星の歪んだ軍事教育により、デュークのことを地球人を洗脳・支配している悪者と思い込まされる。ダギル隊長の指揮の下国防軍基地を占拠しデュークを誘い出す作戦を展開し、最初はデュークの懸命の説得にも耳を貸さなかったが、その真摯な態度に次第にダギルの教えに対する疑念が芽生え始める。その後流れ弾でビーチャが命を落とし、残る4人はベガ獣ダキダキに乗り込み、「ビーチャの仇を取れ」と煽るダギルの指示でその頭部ユニットを操縦して体当たりをかけるが、それをかわすグレンダイザーとの戦闘の中でダキダキ本体の誤射により撃墜され、あえない最期を遂げる。少年たちを平気で捨て駒にしたダギルに対するデュークの怒りは凄まじく、「ケダモノ以下」と罵倒しつつ猛攻を浴びせたほどで、戦闘後はダキダキ頭部ユニットの残骸を前に涙ながらに少年たちを悼んでいる。
科学者
声 - 緒方賢一
第60話に登場。ズリル長官の命令でベガ獣ズネズネを開発した。
コマンダーキリカ
声 - 杉山佳寿子
第63話に登場。ベガ星の若き女性科学者で、亡き兄(声 - 山田俊司)の遺志を継いで冷凍光線の研究に当たっていた。完成した冷凍光線でベガ星人の移民先を開拓し地球人との争いを回避したいと願っていたが、ベガ大王の命で完成した装置はデュークを倒すための兵器として使われることになる。マリアの活躍もあって任務に失敗し、捕虜として収容された研究所で出会った大介に兄の面影を見出し惹かれていくが、彼こそがデュークその人と知り愕然とする。最後はベガ獣ズメズメとの戦闘の中で乗船ごと氷漬けにされ墜落、その命を散らす。異国の土となった彼女の墓には「地球の友キリカ この地に眠る」と記された。血液は緑色。
コマンダーサドン
声 - 山田俊司
第65話に登場。ベガ獣ザツザツと共にグレンダイザー打倒を目指していたが、ガンダル司令から超ウラン基地の攻撃を命じられる。
コマンダーケイン
声 - 古谷徹
第68話に登場。北海道への基地建設計画に参加した。元々はフリード星人でマリアの幼馴染だった。ベガ軍に捕われ兵士として育成された彼はダイザーチームとの戦闘中、マリアと相撃ちの形で共に不時着、奇しくも再会を果たす。だが友達だったマリアを撃つことはできず、またベガの手先に成り下がった自らを恥じて自決した。
ズリルジュニア
声 - 田中亮一
第69話に登場。ズリル長官の息子。地球に潜伏する父の役に立ちたいとの思いからベガ獣ガイガイを使った補給の任務に志願し、成功させた。ズリルから帰還を命じられたことで父を疑うが、ガンダルから送らずじまいになっていた父の手紙の存在を聞かされ、それを見たことで自分への深い愛情を知る。最後はダイザーチームとの戦闘で窮地に陥ったズリルを脱出させるため、自ら囮となって壮絶に散った。
コマンダーシュラ
声 - 山田俊司
第70話に登場。レディガンダルの配下。デュークとマリアの父であるフリード王に変装して、ベガ獣ガビガビでシラカバ牧場に乗り込む。
モルス親衛隊長
声 - 野田圭一
第71話に登場。モール星の王子で、フリード星留時代にデュークと親しかった。ベガ大王に洗脳されて親衛隊に所属していたが、大王の指名で親衛隊長に昇格、グレンダイザーを狙う。洗脳が解けてなおデュークに銃を向けるが、その真意は彼の古傷をマイナス放射能で治療することだった。その後、ベガ獣ジガジガでスカルムーンへの特攻を図るも、自爆装置が作動。「死ね、ベガ大王!」と怒りの一撃を放ち空しく爆散した。
ルビーナ王女
声 - 小原乃梨子 / 鶴ひろみ(スーパーロボット大戦シリーズ)
第72話に登場。ベガ大王の娘でルビー星を治めていた王女。かつて政略結婚のためフリード王家に送り込まれて以来デュークを深く愛しており、デュークの所在を知り愛機クイーン・パンサー号で来訪した。ベガトロン放射能に異変が起き、フリード星の環境が回復に向かっていることを知るルビーナはそこでデュークと共に暮らしたいと願うが、その思いをズリルの作戦に利用され窮地に陥る。最後はデュークを守るため自ら盾となり、ベガ星軍の基地が月の裏側にあることを伝えて命を散らした。宇宙円盤大戦争に登場したテロンナ王女のリメイクキャラクターにあたる。

戦闘員

ベガ兵
声 - 緒方賢一、山田俊司、井上和彦、他 / 檜山修之 他(スーパーロボット大戦Z
ベガ星連合軍の一般兵士。緑色の隊服と黄色の覆面を着用。集団で行動し、ガンダルなど上級幹部の手足となって働く。命令には忠実だが自分たちの指揮官を平気で裏切ったり、ベガ星脱出の際に一般市民を射殺するなど、ドクターヘルの鉄仮面軍団やミケーネ帝国のミケーネス以上の悪辣さがみられる。中には間抜けな性格の者やグレンダイザーが来て慌てる者もいた。
ベガ大王親衛隊
声 - 緒方賢一、山田俊司、井上和彦、他
恐星大王ベガの側近の親衛部隊。うち一名がベガ獣ベニベニに乗って出撃した。

  1. ^ a b 兜甲児の登場はテレビ局側からの要望であり、そのためにスタッフが混乱したとの勝田稔男のコメント(LPレコード「アニメ愛蔵版シリーズ UFOロボ グレンダイザー~デュークフリード死闘の記録」CZ-7158 1981年12月 ライナーノート“なつかしい思い出 東映動画プロデューサー勝田稔男”より)が存在する。
  2. ^ 本作放映開始翌年の1976年には、TBS系で『UFO戦士ダイアポロン』が放映されている。
  3. ^ ロボットアニメ以外では、『宇宙戦艦ヤマト』や『宇宙の騎士テッカマン』などが先行している。
  4. ^ ただし、実写も含めたSFドラマの範疇であれば、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』などの円谷プロ作品が先行者である。
  5. ^ JASRAC賞-第1回~第5回第6回~第10回
  6. ^ 中野でスーパーロボットトークショー 「Z制作裏側聞けた」「ロボガ声優陣トーク最高」とファン - 中野経済新聞
  7. ^ a b ロマンアルバム UFOロボ グレンダイザー
  8. ^ 永井豪のコミカライズ版では当初は「(バック)ハンドミサイル」を使用していた。
  9. ^ テレビマガジン版の漫画では当初こちらをスクリュークラッシャーパンチと称していた。
  10. ^ このほかに第1話などではカウルやエンジンカバーが赤の甲児のオートバイに似たバイクやノーマルの750に乗るシーンもあった。
  11. ^ この時は円盤獣を遠くへ追い払うため、遠隔操作のスペイザーを円盤獣に体当たりさせていた。
  12. ^ 詳細不明のNGデザインとされているが、「魔神全書」176~177頁の図版19・22・29にこれらの合体形態のデザイン画が掲載されている。
  13. ^ 桜多吾作の漫画版では実際に洗脳されたフリード星人の脳髄が生体ユニットとして組み込まれている設定になっており、物語中盤ではデュークのかつての部下達が円盤獣として登場している。また、公式設定ではないが『スーパーロボット大戦』などのゲーム作品では「デュークを陥れるための嘘だった」とナイーダやルビーナが答えるシーンがある。
  14. ^ a b 「サイボーグ009VSデビルマン [インタビュー]永井豪」『宇宙船』VOL.150(2015 autumn)、ホビージャパン、2015年10月1日、 pp.122-123、 ISBN 978-4-7986-1099-3
  15. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1976年(昭和51年)9月、テレビ欄。
  16. ^ 河北新報』1977年1月10日 - 1月31日付朝刊、テレビ欄。
  17. ^ 『河北新報』1977年1月1日付朝刊、テレビ欄。
  18. ^ 日刊スポーツ』1975年10月7日 - 1977年2月27日付テレビ欄。
  19. ^ 福島民報』1975年10月5日 - 1977年2月27日付朝刊、テレビ欄。
  20. ^ 『福島民報』1975年10月11日 - 1977年3月5日付朝刊、テレビ欄。
  21. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月2日 - 3月30日付テレビ欄。
  22. ^ a b c d 北國新聞』1976年11月14日付朝刊テレビ欄。
  23. ^ 『日刊スポーツ』1976年10月20日 - 1977年3月31日付テレビ欄。
  24. ^ 『日刊スポーツ』1977年4月7日 - 6月2日付テレビ欄。
  25. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月7日 - 1977年2月27日付テレビ欄。
  26. ^ 『日刊スポーツ』1976年3月7日 - 5月30日付テレビ欄。
  27. ^ 櫻井孝昌『アニメ文化外交』ちくま新書、2009年、31-32ページ
  28. ^ CESP調べ
  29. ^ マンガはなぜ赦されたのか –フランスにおける日本のマンガ- 第1回「はじめにアニメありき」豊永真美(昭和女子大現代ビジネス研究所研究員)アニメ!アニメ!ビズ、2015年4月12日
  30. ^ アニメの魂を持った僕らの住まい。 OVNI、2000年5月15日。
  31. ^ Paris Match n°1547 du 19 janvier 1979
  32. ^ 豊永真美「パワーレンジャーをヒットさせた男−ハイム・サバンと日本のコンテンツ」『一橋ビジネスレビュー』2010 WIN、東洋経済新報社、2010年、 39頁、 ISBN 978-4492820469
  33. ^ 「鉄腕アトム」「ドラゴンボール」が「歴史を変えたテレビ番組」に選出!」シネマトゥデイ、2013年3月28日。
  34. ^ アトム、グレンダイザー、ドラゴンボール、加トケンが『世界のテレビを変えた50作』に選出」IBTimes、2013年4月3日。
  35. ^ 栂井, 理恵 (2021年6月25日). “イタリアで日本文学ブーム、人気はエンタメ小説 背景にあの70年代アニメの存在”. Newsweek日本版. https://www.newsweekjapan.jp/nippon/season2/2021/06/332961.php 2021年6月26日閲覧。 
  36. ^ “ジャンルを超えた傑作! イタリア人から観た『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』の魅力”. Real Sound. (2017年5月26日). https://realsound.jp/movie/2017/05/post-5184.html 2021年6月26日閲覧。 
  37. ^ 「グレンダイザー」イラクに立つ 23年ぶりの日本館(アーカイブ)
  38. ^ 坂本卓 「ことばで読み解くイラク」(3) 「グレンダイザー」
  39. ^ 「グレンダイザー」イラクに立つ 23年ぶりの日本館(朝日新聞 2012年11月4日付)(アーカイブ)
  40. ^ アラブ社会における日本のアニメ・マンガの影響保坂修司、国際日本文化研究センター, 2007.12.20.






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「UFOロボ グレンダイザー」の関連用語

UFOロボ グレンダイザーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



UFOロボ グレンダイザーのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのUFOロボ グレンダイザー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS