SO-02C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 16:57 UTC 版)
概要
同じくドコモより発売されている Xperia arc(SO-01C) を日本国内独自仕様として高機能化した機種であり、フィーチャーフォンに代表される機能である、FeliCa、ワンセグ、赤外線通信といった機能が追加されている。
OSはGoogle Android OS 2.3。
特徴・仕様
基本仕様はXperia arc(SO-01C)と同様である。ただし、以下の仕様に加え、SIMロック解除に対応しているなど、いくつかの差異がみられる。
3G通信はHSPAに対応し、14Mbpsの高速通信が可能である。WiFi通信はIEEE 802.11b/g/nに対応し、150Mbpsの高速通信に対応する。ドコモの2011年夏モデルスマートフォン8機種で唯一テザリングに対応していなかったが、2011年11月のアップデートで対応した。
ドコモ専用色として、アクア(青)がラインナップされている(au版IS11Sはルビー(赤)が専用色)。
専用の「電池パック SO05」は、海外のBA750にドコモ型番のシールを貼り付けたものである。なお、IS11Sでも、同じ形式の電池が採用されているが、こちらは、本来のBA750の番号のまま発売されている。バッテリーパックの充電容量は1500mAhである。
ACアダプタは、付属の「ACアダプタケーブル SO03」(出力850mA)を使用する。2011年冬モデル発売以降に販売開始された、出力1Aの「ACアダプタ 03」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製、microUSBコネクタを持つ端末用のACアダプタ)も2011年12月より総合カタログに掲載され、公式なオプション製品である。
なお、本機種はAndroid 4.0へのバージョンアップが検討されていたが、それに伴いメモリ(RAM)不足の可能性があるため、却下された[1][2]。2011年に発売したXperiaシリーズ(本機の他、SO-01C、SO-03C、SO-01D)と富士通製のF-12Cも同様の理由で却下に至っている。その結果、2010年冬春モデルと2011年夏秋モデルでAndroid 4.0へバージョンアップされたのはGALAXY S II SC-02Cのみとなった。
その他の特徴、及び同じくXperia acroの名称で販売されるau版IS11Sとの相違点などについては、Xperia acroの項目を参照のこと。
インターネットアクセス
3G通信によるインターネットアクセスには、spモード又はmopera Uなどの契約が必要である。WiFi通信によるインターネットアクセスも可能であるが、一部機能の利用時には制限がある。
ブラウザ
Android標準の「ブラウザ」と「Flash Player 10.2」がインストールされており、Java Script、HTML5など、パソコンとほぼ同等の動きのあるサイトの閲覧が可能である。必要に応じて、他のブラウザアプリケーションをインストールすることもできる。
メール
メールはアプリケーションとして利用可能で、標準で次のメーラーアプリケーションがインストールされる。
- Android本体のアカウント同期機能と併せて、プッシュ型電子メールが利用できる。
- Eメール
- iモードメールと同じ@docomo.ne.jpのプッシュ型キャリアメールが利用できる(SPモードの契約が必要であり、mopera Uからのアクセスは不可能)。
- ^ a b ドコモからのお知らせ : 【3機種追加のお知らせ】「docomo with series」「docomo NEXT series」の AndroidTM4.0へのバージョンアップについて | お知らせ | NTTドコモ
- ^ F-08D/P-05D/SC-05Dは8月以降4.0に:ドコモ、F-12CとXperiaシリーズ4機種のAndroid 4.0バージョンアップを見送り - ITmedia +D モバイル
- ^ 「docomo with series」「docomo NEXT series」「ドコモ タブレット」(18機種)の Android4.0へのバージョンアップについて NTTドコモ 2012年3月26日発表
- ^ a b c d XperiaTM acro SO-02Cのソフトウェアアップデート情報
- ^ NTTドコモより発売中のXperia™シリーズ4機種 機能バージョンアップのお知らせ
- ^ このソフトウェア更新を適用しても、SO-02CでmicroSDXCカードは利用することは出来ない。
- SO-02Cのページへのリンク