OL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 09:48 UTC 版)
英語圏
英語圏の英語での同じ意味の表現は office worker(オフィス従業員)や company employee(会社員)がこれにあたるが、通常これらには female を付けて「女性のオフィス従業員」という表現はしない[注釈 5]。
脚注
関連項目
注釈
- ^ 当時ルポライターだった五島勉による造語。五島は1964年(昭和39年)に『BGスパイ デパートを燃やせ』(芸文社)という産業小説を書いている。「ビジネスガール」という呼称自体については、雑誌『中央公論』1930年(昭和5年)8月号P238「町を彷徨する」に「銘仙姿のビジネスガール」という表現があり、昭和初期にすでにこの言葉があったことがわかる。
- ^ 『装苑』(文化服装学院出版局)1956年4月号、『服装』(同志社)1957年8月号などで確認。なお、『装苑』1954年5月号では「ビジネス・ガール」「オフィスガール」両方の記載がみられる。
- ^ 英語で「売春婦」は prostitute を始め、俗語として call girl、streetwalker、camp follower、whore、hooker など枚挙にいとまがないが、bar girl という単語はない。1960年代前半の日本なら「一人でバーに飲みにいくような女はふしだら」と思われたかもしれないが、欧米でそうした偏見は既に1940年代前半にはなくなっていた。
- ^ "…「実はOLは7位。私が強引に1位にしました」 当時の編集長、櫻井秀勲さんが白状する。本当の1位は「オフィス・ガール」だったが、「職場の男性上司が『ウチの女の子』と呼ぶのに重なる『ガール』が気に入らなかった。高卒から短大、大卒と、いずれ女性の学歴も上がっていくのに合わなくなると思っていました」…"[12]。
- ^ これはアメリカ合衆国、カナダ、イギリスなど英語圏の先進諸国では、職場にかかわること全般において、性別・年齢・人種・ 宗教・性的指向などの「本人と不可分の属性」は不公平な差別に繋がりかねない、または差別があったと思われかねないことから、必要もないのにこれらを公表したり尋ねたりすることはタブーとして戒められているためである。
出典
- ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, デジタル大辞泉,精選版. “OLとは”. コトバンク. 2021年4月11日閲覧。
- ^ 『OLたちの「レジスタンス」』(小笠原祐子著、p.2)
- ^ 『外来語の語源』(吉沢典夫、石綿敏雄著、p.2)
- ^ 『週刊朝日』 平成29年(2017年)3月3日号
- ^ 高島平三郎『婦人の生涯』、1915年、職業婦人増加の傾向
- ^ a b 猪狩誠也「OL」『大衆文化事典』弘文堂、1991年、p.92
- ^ 南博・社会心理研究所著『昭和文化 1925-1945』勁草書房、1987年、p.205
- ^ 南博・社会心理研究所著『昭和文化 1925-1945』勁草書房、1987年、p.207-208
- ^ オフィスで働く女性の元祖!「職業婦人」の歴史に迫る(前編)、大塚商会、2018年4月(2021年7月1日閲覧)
- ^ “ビジネスガール、オフィスレディ、キャリアウーマン、キャリジョ。 Part 2”. ゴム報知新聞NEXT. (2018年8月7日)
- ^ 『女性自身』 昭和38年(1963年)11月25日号
- ^ 『朝日新聞』 平成23年(2011年)10月1日夕刊4ページ 昭和史再訪
- ^ a b c d 「歌うOLグループ人気 CD1万枚、取材依頼も」『日経流通新聞』1990年11月13日付、23頁。
- ^ OH!エルズ / ハナマルOL講座[廃盤]、CDジャーナル。 - 2018年7月14日閲覧。
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