OHV OHVの概要

OHV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/12 23:58 UTC 版)

OHVとは、 Over Head Valve(オーバー・ヘッド・バルブ)の略語で、4ストローク機関の吸排気弁機構の形式の一つ。バルブ機構をシリンダーヘッド上に備えた形式を言う。日本語では頭上弁式と表記される。カムシャフトをシリンダヘッドに備えたSOHCDOHCも吸排気弁をシリンダーヘッドの上部に持つため、広義には頭上弁式に含まれるが、一般的にOHVとはシリンダーヘッドにカムシャフトを持たないものを指し、SOHCとDOHCを除いたものを呼ぶ。


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  1. ^ 三菱自動車のジープジュピターなど、JH4型エンジン搭載車のカタログの記述。
  2. ^ 「ハイカム」と略されるが、高出力化のためにバルブのストロークを大きくとった「ハイリフトカム(シャフト)」もハイカムと略されるため注意が必要。
  3. ^ 自動車用日本メーカーのOHVエンジンでの例・トヨタ・K型およびDOHCヘッド仕様を除くT型、日産・A型、三菱・4G4型、ミンセイ・UD各型など。ミンセイ・UDはユニフロー掃気ディーゼルエンジンのため、頭上弁はすべて排気弁である。
  4. ^ 中排気量クラスではトヨタ・15B-F型日野・N04C型系などが、大排気量クラスでは三菱ふそう・6D40型などがこれに該当する。
  5. ^ ただし逆の場合もあった。
  6. ^ 前者は2代目モデルのみ。後者は初代モデルのみ。
  7. ^ 初代A73型の1,200 cc車。
  8. ^ 当初は1,400cc車のみOHVだったが、後期型では1,400cc車も含めて全てSOHC化された。
  9. ^ その後、1,800cc車はレガシィへの移行により廃止。しかしその後もレオーネの1,600cc車は廉価車種として生産され続け、1994年にようやく終売となった。
  10. ^ なお、スバルでも軽自動車専用を含む排気量1,200cc以下の直列エンジンは市販車初投入以降、一貫してSOHC、もしくはDOHCである。
  11. ^ ただし一部の自動車用は例外的にタイミングチェーンやタイミングベルトが用いられる場合がある。
  12. ^ B110・310系サニーは、レース仕様としてA12エンジンをベースにプッシュロッドをカーボン素材とし、10,000 rpmという高回転を実現し、現在に至るまで伝説になっている。当時はまだ、市販用エンジンベースではSOHCであっても達成不可能だった。
  13. ^ 当時、DFSエンジンなどの市販車用エンジンブロックを用いないDOHCエンジンは排気量が2,650ccと規定されていたが、ビュイックエンジンなど市販車用のエンジンブロックを用いOHVを採用した場合に限り、3,400ccまで排気量を拡大することが許されていた。
  14. ^ 高回転高出力を実現するための機構の工夫も特徴で、ロッカーアームにはスイングアーム式ローラーロッカーアームを採用。ロッカーアームやバルブリフターの支点、接点には全てニードルローラーベアリングを用いるなど徹底したフリクションロス低減の策が採られた。DOHCのDFSエンジンがカムが4本必要だったのに対し、OHVのメルセデスエンジンはカムが1本で済む事も軽量化の上で大きな差となった。
  15. ^ 例えば低中回転・低中負荷時に遅角する事で吸気が遅閉じとなりポンピングロス低減、排気遅開きになる事で膨張エネルギーの有効回収、排気遅閉じで内部EGRの導入ができ、省燃費性や排ガス清浄性の向上の寄与する。これは一般走行における負荷の低い大排気量車ほど有効となる。
  16. ^ ベントレー・ミュルザンヌ (2010)
  17. ^ 吸気側ではなく排気側を可変させるのは大排気量でトルクあるバイパーでは吸気側を制御せずとも低中回転でも十分な出力があるためメリットは少なく、排気側の制御による省燃費性、排ガス清浄の向上の方がメリットがあるため。


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